運転が上手くなるクルマには条件がある! 走り屋志望のお金がない若者はコレに乗れ!! (2/2ページ)

意外にも型落ちのほうがイイこともある

 FFでもかまわなければ、スイフトスポーツ(ZC32S)。スイフトスポーツも超定番だが、先代のスイフトスポーツであることがミソだ。現行の1.4リッターターボエンジンは圧倒的なトルクで速いが、練習でブンブン走るなら1.6リッターNAエンジンのZC32Sがオススメ。再現性の高さもピカイチ。クルマが軽くパワーもそれほどないので、タイヤもパッドも全然減らない。タイヤサイズが215/40R17なので、インチダウンしてお手頃価格のサイズにできるのも魅力だ。

 こういった企画の筆頭格であるロードスターは、NDではなくNCをオススメしたい。ロードスターは歴代4モデルすべてがすばらしい。運転が上手くなるためにあるようなクルマである。しかし、微妙なところも多い。

 まず、エンジンパワーが低い。NAかNBならできれば1.8リッターがオススメ。1.6リッターは運転の練習をするにはややパワーが低い。これは1.5リッターのNDも同じ。となると、2リッターエンジンのNCは意外とオススメだ。

 ただ、サーキットでの練習となると微妙。とにかく荷物が積めないので、練習用タイヤをもっていくのが厳しいし、工具や装備品、サーキットで使う用品などもほとんど積めない。家からサーキットまでが近い人は気にならないかも。

 自分の乗りたいクルマを買うのがいちばんで、好きじゃないクルマを買っても、結局乗る気にならず運転は上手くならないかもしれない。でも、好きなクルマがとっても変わった車種だと、なかなか上達まで長い道のりになることもある。そんなときのご参考にしていただきたい。


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加茂 新 KAMO ARATA

チューニングジャーナリスト

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GR86/AE86/スイフトスポーツ(ZC33S)/CBR954RR
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