デリカD:5が「S-AWC」搭載でコーナリングも気持ちよくなった! ランエボXから受け継ぐ伝家の宝刀で向かうところ敵なし【ジャパンモビリティショー2025】 (1/2ページ)

この記事をまとめると

■ジャパンモビリティショー2025にてデリカD:5の新型がお披露目された

■デリカD:5には初となるS-AWCを設定した

■基本的なシステムはランサーエボリューションXから受け継いでいる

デリカD:5に待望のS-AWCを設定

 ジャパンモビリティショー2025の三菱自動車のブースでは、 プレスデー初日の10月29日に発売になった新型デリカミニ(9月18日発表)と、この冬発売予定の新型デリカD:5も展示される。

 デリカD:5は今回のマイナーチェンジで、「走る、曲がる、止まる」を統合制御する、S-AWCをデリカシリーズで初めて採用することが最大のトピックで、あらゆる路面で操縦安定性と走破性が向上しているという。

 エクステリアでは、重厚感のあるホイールアーチモールでオフローダーとしての力強さを加え、アウトドアギアを想起させるメタル調パネルと先進的なデジタルメーターも進化ポイントだ。

 三菱自動車ならではのオールラウンドMPV、デリカD:5に限らず、三菱車全般のコアバリューは、どんな環境、天候でも、誰もが安全、安心、快適に走れることを挙げる人が多い。それらに加え、三菱のエンジニアたちは、自信をもって楽しく走れることを目指しているという。楽しく走るためには、自信を持たなければならないし、自信を持つためには、安全・安心・快適である必要がある。

 それが、今回のブーステーマ「FOREVER ADVENTURE」につながるわけだ。

 これらの要素は、冒険をサポートする必須条件にもなっていて、これまでもデリカD:5は、剛性の高いシャシーによく動くサスペンションを追求してきたわけだが、そこに三菱の伝家の宝刀ともいえる、S-AWCが投入されたのは大きなトピックと言えよう。

 そこで、三菱車の4輪制御技術をリードしてきたパワートレイン技術開発の第一人者、澤瀬 薫フェローに、S-AWCをデリカD:5に採用した意義を説明してもらった。

「デリカD:5のオールランダーとしての高い走破性と快適性は、以前より定評あるところでしたが、どんな環境でも、初心者からベテランまで、誰でも気持ちよく走ってもらうために、今回S-AWCを採用する運びとなりました。運転時の気持ちがよくないと、クルマを走らせることへの自信がなくなり、不安になってしまいますし、その先に愉しさがないと冒険する気にはなれません。デリカD:5に乗ることで運転が好きになって、また出かけたくなる……そこを目指して開発しました」と、新型デリカD:5のコンセプトを語ってくれた。


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藤田竜太 FUJITA RYUTA

モータリングライター

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