腕を磨くなら大学の自動車部がアリ! 全日本ダートラで活躍する自動車部出身ドライバーに直撃取材した (2/2ページ)

自動車部上がりの若手が盛り上げ中!

 また大学自動車部出身の全日本ダートトライアル選手としては、SCクラスで活躍する岡本泰成選手も欠かせない存在で、2024年には終盤戦で3連勝を達成したほか、2025年にも3勝をマークし、SA2クラスでチャンピオンに輝いた。2026年にはSCクラスへ移籍しており、取材を行った第2戦のタカタ大会でも勝利を獲得するなど素晴らしい実績をもつ。

 岡本選手は九州大学の自動車部の出身で、「大学に入るまではクルマのことをまったく知らなかったので、必要に迫られてメカニカルな知識が身に付きましたし、ドライビングに関しても真摯に向き合える環境と時間があったので、そこで得たことは大きかった」と語る。さらに「大学の自動車部ではダートトライアルとジムカーナの両方をやっていましたが、そこでの活動を通じていろんな方々と知り合えたので、それが財産になりましたし、就職活動も自動車部の活動を頑張ってきたことをアピールしたうえで入社することができたので、大学の自動車部でいろんなことを得ることができました」と語る。

 そのほか、PN1クラスに参戦する西畑 蒼選手も和歌山大学の自動車部出身で、2026年の開幕戦・いなべ大会で2位に入賞したほか、第2戦のタカタでも5位に入賞。さらに同クラスに挑む井上翔太郎選手は広島大学の自動車部出身で、開幕戦のいなべ大会、第2戦のタカタともに4位に入賞するなど、2026年は両者ともに安定して上位入賞を繰り返している。

「学生時代はずっとジムカーナの練習をして、台数が多く集まりそうな時はダートトライアルをやっていました。意識をしなくてもクルマの知識を覚えていきましたし、ドライビングに関しても挙動に対する対処法などの基礎を学ぶことができました。ここを土台に成長できていると思いますし、自動車部の人間関係で人との接し方や立ち振る舞い方とかが勉強になりました」と西畑選手が語れば、井上選手も「大学時代からジムカーナとダートトライアルの両方をやってきました。当時はお金はなかったけれど時間はあったので、大きな整備も自分でできるようになりました。もともと自動車部に入る前からシミュレーターをやっていたんですけど、リアルなドライビングとのすり合わせが自動車部でできました」と語るように、自動車部で得た経験や知識が現在の活動にも役立っているようだ。

 ちなみに2026年よりロードスターでPN3クラスに参戦している南 優希選手も大学の自動車部出身のドライバーで、このように自動車部に青春を注ぎ込んできた若手ドライバーたちが国内最高峰シリーズの最前線で活躍している。


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廣本 泉 HIROMOTO IZUMI

JMS(日本モータースポーツ記者会)会員

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