「タイプR」という文化を育み愛するイベントに成長 そしてお昼を過ぎると、2026年もステージトラックでは豪華ゲストが登場してのトークショーが開催された。なかでも会場を沸かせたのは、やはりドリキンこと土屋圭市さん。歴代タイプRすべてをドライブした経験があり、現在はFL5型シビックタイプRを所有する土屋さんは、歴代タイプRの魅力について語った。
「Honda All Type R World Meeting 2026」のゲストの土屋圭市さん 画像はこちら
「タイプRは世代ごとに個性が違うんだよね。もともとサーキットでの運動性能を追求して誕生したクルマなんだけど、初代NSX-Rが登場したときはみんな驚いたよね。だってパワステなしエアコンなしなんだから! でも多くのファンのおかげで現在もシビックタイプRが販売されているし、とくにFL5はサーキットだけでなく公道での気もちよさも素晴らしい。俺は歴代最高レベルの完成度だと思っている」
その後はHRCやホンダアクセスの開発スタッフも参加してのトークショーでは、Modulo開発アドバイザーとしてのエアロパーツ開発エピソードなども語られた。
そのほか現役レーシングドライバーでは、SUPER GTやスーパー耐久に参戦中の大津弘樹選手、スーパーフォーミュラでチーム監督を務める武藤英紀さん、そしてお馴染みのシビックタイプR開発責任者の柿沼秀樹さんといった豪華ゲストが次々に登壇。トークセッションだけでなくサイン会も実施され、タイプRオーナーにとっては直接交流できる貴重な機会となった。
「Honda All Type R World Meeting 2026」のゲストの柿沼主査 画像はこちら
また、順番が前後してしまうが、タイプRオーナーが集まるイベントだけに、午前中にはレーシングコースを走行できるプログラムも用意されていた。走行枠は参加者の熟練度に合わせて体験走行とフリー走行のふたつが用意されており、参加者のなかには初めてサーキットを走ったという方も。「せっかくタイプRオーナーとなったのだから、一度はサーキットを走りたいと思っていたが夢が叶った」という声も聞かれた。
「Honda All Type R World Meeting 2026」でコース走行をするシビックタイプR 画像はこちら
そしてイベントのクライマックスはモビリティリゾートもてぎのオーバルコースを使用して恒例のパレードラン! ゆっくりと周囲が暗くなっていくなか、813台の歴代タイプRが美しく整列する姿は、まさに光の洪水と呼べるような美しさ。モビリティリゾートもてぎの象徴ともいえるオーバルコースだが、2011年の東日本大震災によって路面に大きなダメージを受けており、今後は大幅改修により観客エリアへと生まれ変わる。タイプRミーティングのパレードが、このオーバルコースにとってのラストランという、特別な意味をもつものとなった。
「Honda All Type R World Meeting 2026」のパレードラン 画像はこちら
大盛況となった「Honda All Type R World Meeting 2026」は、その名称のとおり海外からの来場者も増えており、単なるオーナーズミーティングではなく自動車メーカーとファンが一体となり、開発責任者やレーシングドライバー、チューニングメーカーも加わるかたちで「タイプR」という文化を育み愛するイベントに成長している。
閉会式では、なんと2026年9月に鈴鹿サーキットでもイベントが開催されることが発表された。西日本のタイプRファンにとってはまさに朗報! こちらも多くのタイプRオーナーが集まることは間違いなしで、これからますます「赤バッジ」の人気は熱く燃え上がりそうだ。