「第3世代e-POWER」と「e-4ORCE」を採用
さて、新型キックスの最大のトピックはパワートレインの刷新だ。日本初となる5-in-1電動ユニットを採用した第3世代e-POWERユニットに1.4リッターの発電特化型エンジンを組み合わせることで、出力向上と静粛性の両立を図っている。
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商品企画の田中氏も、そのパフォーマンスには絶対の自信を見せる。
「新しいe-POWERは、現行モデル比で高速燃費を含めて10%以上の燃費向上を実現しました。また、あらゆるシーンでの騒音を抑制し、加速中でも車内で会話が楽しめる静粛性を実現しています。さらに、電動駆動4輪制御技術『e-4ORCE』を新たに採用したことで、ドライバーには思い通りの操舵感を、同乗者には揺れの少ない快適な乗り心地を提供します。キックスとして初採用の『SNOWモード』により、雪道でも安心してどこへでも出かけられる性能も手に入れました」
インテリアについても、楠木氏は「守られている安心感と、心地よい開放感」をキーワードに挙げ、細部へのこだわりを語った。
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「インストルメントパネルは、我が家の大黒柱のような強さと安心感を与える水平基調のデザインです。一方で、肌に触れる部分には温かく肌触りのよいファブリックを使用し、リラックスできる空間を目指しました。面白いディテールとしては、ダッシュボードのテーブルトップが画面操作時の『フィンガーレスト』になっており、タッチパネルを操作する際の安定性を高めています」
実用性の面でも進化は著しい。後席のニールームやヘッドルームはクラストップレベルの広さを確保。田中氏は「大人でも余裕のある膝まわり空間を実現し、コンパクトSUVクラスナンバーワンの居住性を目指しました」と語る。
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荷室容量も拡大され、パワーバックドアや100VのAC電源(グレード別設定)を新たに装備。キャンプなどのレジャーから、災害時の非常用電源としても活用できる多機能性を備えている。
安全面では、360°セーフティアシスト(全方位運転支援システム)を強化。プロパイロットを全車標準装備としたほか、新たに「インビジブルフードビュー」を搭載したインテリジェントアラウンドビューモニターを採用。ボンネットの下にある路面状況を可視化することで、狭い道や悪路での運転ストレスを大幅に軽減している。
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新型キックスの価格は、2WDモデルが299万9700円から、4WD(e-4ORCE)モデルが334万9500円からとなる。
なお日産は、今回の新型キックスの日本初公開にあわせ、専用のフロントプロテクターやアルミホイール、防水シートを装備した「ROCK CREEK(ロッククリーク)」の情報もHPで先行公開した。よりアウトドアイメージを強調したモデルとなっており、今夏の正式発表、今冬の発売が予定されている。
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第3世代e-POWERの日本初導入により、日産の電動化戦略が加速することだけは確実だ。新型キックスの「遊び心」に満ちた進化は、日本のコンパクトSUV市場に新たな旋風を巻き起こすかもしれない。