グレード整理と装備充実で商品力を強化
その標準グレード「ホーム」改め「Z」は、「RS」と共通のデザインの前後スポーツバンパーを採用。室内も3本スポークステアリングホイールを装着のうえ、ステアリングスイッチやシフトまわり、ドリンクホルダーの加飾パネルをブラックとするなど、一目見てスポーティな装いへと生まれ変わった。
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また、ユーザーからの要望が多かったという、運転席&助手席シートヒーターとIRカットフロントガラスを標準装備。シャークグレー色のホイールカバーと15インチスチールホイールを標準装備し、ブラック塗装の15インチアルミホイールをメーカーオプション設定している。
なお今回のマイナーチェンジに伴い、従来は選択可能だったライトグレー内装が廃止された。そして「RS」は、「リュクス」廃止によって事実上の最上級グレードとなるため、「Z」以上にスポーティかつ上質な内外装に進化している。
エクステリアでは、従来からの前後バンパー下部に加え、フロントアッパーグリルとバックドア上のライセンスガーニッシュがピアノブラックとなるほか、クリアブラック仕上げの16インチアルミホイールを標準装備。
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インテリアはカラーが従来のグレーから「Z」と同様のブラックに変更。そのうえで、ルーフライニングとピラーガーニッシュもブラックになり、スポーツペダルも標準装備。その一方で標準装備の専用スエードコンビシートやメーカーオプションの本革シート、ドアトリム、3本スポークステアリングホイールには、赤のステッチが施される。
快適装備も充実している。装着率が9割に達していたというナビとETC2.0車載器のほか、運転席&助手席シートヒーターとステアリングヒーター、IRカットフロントガラスも標準装備。事故防止に役立つマルチビューカメラ&ブラインドスポットインフォメーションをメーカーオプション設定するなど、従来の「RS」には設定さえなかった装備が用意されるようになった。ただしガソリン車は廃止され、「e:HEV」のみに絞られている。
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「クロスター」も「RS」と同じくパワートレインが「e:HEV」のみとされたうえで、運転席&助手席シートヒーターとステアリングヒーター、IRカットガラスを標準装備。従来の「ベーシック」に代わる「X」は、内外装やパワートレイン、装備内容を含め、「ベーシック」と同様になる見込みだ。
なお全グレードとも、ボディカラーのラインアップに大きな変化はないものの、全色に高艶タイプのクリアーが、シビックやフリード、ステップワゴン、ZR-Vに続いて採用されるようになった。ホンダアクセスが手がける純正アクセサリーでは、LEDフォグライトが「Z」にも装着可能になったほか、ドライブレコーダーが映像をナビ画面上で確認できるよう進化。フロアカーペットマットにサステナブル素材が用いられるようになったのも見逃せない。
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現在のホンダ車ではフィットにのみ設定されている運転補助装置「テックマチック」も、車庫入れ時の振り向きが困難なドライバーからの要望を受け、マルチビューカメラ装着車にも適用できるよう進化する。
走りのメカニズムに関する進化はないものの、ラインアップが大きく変わる4代目フィットの価格は税込180万6200円〜295万5700円。
初代フィットに先祖返りしたかのような、4代目デビュー当初のシンプルかつモダンで明るい装いはもう見られなくなるのが、初代を2度所有したことのある筆者としては残念でならない。だが、スポーティなデザインと走りを備えていた直近の3代目にキャラクターがグッと近づくため、フィットにスポーティさを求めるクルマ好きには、歓迎できる変更内容となるだろう。