ドラテクに関してはまったく問題なし!
一方、67歳の大川 裕選手も全日本で活躍するシニアドライバーのひとりで、23号車「XPセラメタSEIJOスイフト」を武器にPNATクラスで4位に入賞。しかし、体力的な衰えは感じていないようで、「24歳のときにジムカーナを始めたんですけど、そのときと比べても、クルマを運転する部分においては、年齢的なハンディは感じていません。いまのところ、視力も問題ないし、慣熟歩行も大丈夫。昔のクルマと違って制御が入るので、それに合わせたドライビングに苦労していますが、ドライビングやアプローチの仕方なんかは、昔よりいまのほうが考えています」と大川選手は語る。
23号車「XPセラメタSEIJOスイフト」と大川 裕選手画像はこちら
大川選手によれば、「若いときは自分のクルマに荷物を積んで、メンテナンスとかも自分でやっていましたが、いまは体制を作って、サービスやロジスティックをお願いするようになりました。そのおかげでドライビングに集中できるようになったし、事前に練習走行をしたり、金曜日の公開練習も参加するようになったことでしっかりと準備を行えるようになりました」とのこと。
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さらに、「2ペダルクラスができたことも大きいです。ずっとブランクがあったんですけど、2ペダルクラスの設立に合わせて復活しました。ドライビングもMT車よりラクに運転できるし、そのうえ競技として十分に楽しめます」とのことで、チーム体制と2ペダル車の投入が選手生命を伸ばす要因となっているようだ。
そのほか、75号車「ADVANK1アクションシティ」でBC1クラスに挑む町田和雄選手も63歳のシニアドライバーだ。
「19歳のときにジムカーナを始めたんですけど、体力的にはそんなに変わらないと思います。もちろん、改造車では筋力を使うので、ちょっときつい部分もあるし、疲れはしますけれど、クルマのコントロールについては、衰えたと感じることはありません。瞬時の判断も変わらないですし、慣熟歩行やタイヤの交換などのメンテナンス作業などドライビング以外のことでもとくに問題はありません」と語る。
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さらに経験を重ねた熟年ドライバーのメリットについては、「ドライビングやセッティングの部分で問題点を予想できたり、改善するためのアイディアが浮かんだりと、経験値による引き出しが増えました」とのこと。これに加えて「改造車は大変ですけど、いまは改造範囲の少ないPNクラスもありますし、2ペダルクラスもあるので、高齢者でも十分にジムカーナを楽しめると思います」と町田選手は付け加える。
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このように、衰えに対する感覚は個人差があるようだが、仮にフィジカル的に衰えたとしても、ジムカーナ競技は積み重ねた経験で補うことが可能である。まさにジムカーナは若手ドライバーとともにシニアドライバーが活躍できるカテゴリーで、それゆえに、最高峰シリーズである全日本ジムカーナ選手権でも数多くのベテランドライバーが上位争いを展開しているのである。