原点「深川」の地にマツダモータースポーツの拠点が爆誕! パーツ販売に歴史展示にシミュレーターまであるファンなら訪問必至の施設だった (2/2ページ)

モータースポーツの息吹を感じる濃密な空間

 施設に足を踏み入れると、中央にはオートエクゼのフルエアロとマフラーをまとったロードスターが鎮座する。右壁面にはサスペンション、ブレーキ、ボディ補強パーツなど、オートエクゼ製品が壁一面に並び、マツダのグッズ類も展示される。

 道路側の壁面には1974年のSigma MC74から1991年の787Bまで、マツダがル・マンに挑み続けた歴史を年代順に紹介するパネルが。注目なのは「マツダモータースポーツ 栄光の原点」と銘打たれた展示。そこにはなんと、ル・マンを走った787Bが装着していた本物のセンターロックナットが飾られ、モータースポーツのスピリットを感じることができる。

 さらにレーシングシミュレーターも設置されており、バーチャルでモータースポーツの入口を体験することもできる。「eスポーツやゲームで運転の楽しさに触れた方が、実際にサーキット走行へと繋がっていくようなきっかけにしてほしい」と語るのは東堂社長だ。

 定期イベントとしては、毎月第1土曜日には広島のマツダミュージアムとオンラインで中継し、カタログやウェブには載っていない車両開発の裏話を聴ける場を設ける予定だ。今後、地域とのコラボレーションイベントやパートナー企業とのポップアップストアとしても活用していきたいという。

 スペースのコアとなるのは、モータースポーツへの知見が深い専門スタッフの常駐だ。関東マツダでモータースポーツを支えてきたメカニックが新たに常駐し、ドレスアップ・チューンアップの相談から、サーキット走行デビューのアドバイスまでを幅広く担う。

 寺田氏からは今後のモータースポーツ活動についても告知があった。先日ル・マン・クラシックから帰国した787Bは8月にラグナ・セカで走ったのち、10月の「マツダファンフェスタ at 富士スピードウェイ」では55号車と202号車の2台を走らせる計画とのことだ。

 7月30日にグランドオープンを迎えたMAZDA HERITAGE SPACE FUKAGAWAは、東京都江東区冬木21-25、関東マツダ深川店内に設置されている(門前仲町駅より徒歩10分)。マツダ車のオーナーもそうでない者も、そしてモータースポーツにはじめて触れる人も等しく歓迎するこの空間が、東京の「走る歓び」の新たな発信拠点となってゆくことに期待したい。


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