このスズキ愛はヤバすぎる! 50台ものスズキ車を所有してきた京大卒エンジニアが「ワイドアルト」に命をかけるワケ (1/2ページ)

クルマに囲まれた家に住む京大卒の自動車エンジニア

 スズキ・アルトに魅せられた男がいるとの噂を聞いて訪ねた1軒のお宅。庭には5台ものクルマが置かれていた。そのうち1台のアルトはワイドボディ化され、パイクスピーク・インターナショナル・ヒルクライムで活躍したツインエンジン・エスクードそっくりのエアロをまとっている。

 オーナーのみっちーさんは、「モンスタースポーツ(旧スズキスポーツ)」ブランドで有名な、モンスター田嶋氏が率いるタジマモーターコーポレーションの社員。新卒で入社したスズキから転職したのだという。

 みっちーさんとスズキ車の出会いは高校生時代。当時遊んでいたゲームに登場したV6エスクードパイクスピークの速さに衝撃を受けたのだという。そしてなんと、当時からもの作りへの探究心と行動力にあふれていたみっちーさんは、高校生ながらパイプを溶接したシャーシと芝刈り機のエンジンでエスクードパイクスピークのカートを作ってしまったのだ!

 学業面でも明晰な頭脳を生かし、高校卒業後にはなんと京都大学工学部に合格。機械イジりがしたかったこともあり、自動車部に入部する。

 自動車部員時代にはアルト以外にもホンダ・シティなどでジムカーナなどの競技に参加。そのときに、パワーとトレッド幅の大切さに気づき、アルトで実現しようとして作ったのがこの「アルトワイド」だ。

 知り合いから譲り受けたという2代目アルトワークスのボディに、ヤフオクから8万円で買ってきたという4WDのワゴンRワイドのパワートレインを移植。これだけでも大変そうなものだが、百戦錬磨のみっちーさんとしては共通部品の多いワゴンRワイドからのエンジンスワップは大した問題ではなかったという。苦労を強いられたのはボディワークなんだとか。

 エンジン搭載前のホワイトボディに人生初のフルスポット増しを実施し、4気筒エンジン搭載のためにボディも加工&補強。もちろん、ここまですべての作業はDIYで行っているというから驚きだ。この作業で得たノウハウは、現在のタジマでの設計職にも活きていると語る。


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