話題の「Super-ONE」が最初じゃない!? ホンダが15年前に作った“元祖”電動スポーツの正体 (2/2ページ)

低燃費+スポーツドライブが楽しめる隠れ玉

 当時の筆者の試乗インプレッションのメモを引っ張り出せば、以下のように記している。

「エンジンを始動すると野太いエンジンサウンドを発し、ノーマルハイブリッドモデルとの違いが一目瞭然。出足からの動力性能は余裕たっぷりで、低回転のまま走っても街なかをリードできるほどの活発さを披露する。16インチタイヤを履く乗り心地は、ドシリとした落ち着き感あるスポーティなタッチを示す。フィットハイブリッドRSの本領を発揮するのはもちろん山道だ。スポーツモードにセットすればメーターが赤くなるとともにパワーユニットのレスポンスが高まり、活発な加速を開始する」

「CVTでもパドルシフトを駆使すれば、MTのようなステップ感あるシフト感覚、エンジン回転のリニアでVTECならではのスムースさが得られ、6000回転付近まで引っ張るスポーティテイスト満点のパワーフィールが、バッテリー搭載による低重心感と、前後重量配分のよさによる安定しきった穏やかともいえる大人っぽいスポーティさのある操縦性とともに得られるのだ。当時、東京~箱根へと足を伸ばしたこともあるが、箱根の山道での爽快な走りっぷりとともに、東名高速での高速巡航性能、快適性も優秀で、RS=ロードセーリングの車名にふさわしいスポーツハイブリッドモデルであることを実感できた」

 6速MTモデルであれば、さらに痛快な電動スポーティーハッチバックモデルの楽しさが得られるはずである。

 現在、フィットハイブリッドRSの中古車を探してみると、数はノーマルフィットに比べ圧倒的に少ないものの、2012~2013年式で支払総額は70~80万円程度。CVT、6速MTの両方が、HONDA U-Selectの認定中古車を含めて存在するようだ(記事執筆時点)。


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青山尚暉 AOYAMA NAOKI

2026-2027日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員

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