この記事をまとめると
■トヨタ・ハイラックスは誕生から50年以上経つモデルで世界中で愛用されている
■2025年11月にタイで発表された9代目ハイラックスの販売が日本でもスタートした
■デザインや機能を刷新しより使い勝手と信頼性が向上した
ついに出たぞ新型ハイラックス!
いまや語るまでもなく、日本をはじめとした世界中でSUVが大ブームになって久しい。SUVとはまったく縁のなかったスーパーカーメーカーまでこのカテゴリーに参入するようになり、一部ではスポーツモデルよりもSUVのほうが売れているとまでいわれているのだから、世の中すっかり変わったものだ。
そんなSUV人気の一方で、日本ではとあるカテゴリーがこれまた過熱している。そう、ピックアップトラックである。日本では長らく選択肢が限られていた特殊なカテゴリーであるが、「人とは違うクルマが欲しい」「アウトドアブームですっかりハマったので、キャンプで使いたい」といった人たちにこれが大ウケであった。
トヨタ・ハイラックス(8代目)画像はこちら
その筆頭がトヨタ・ハイラックスだ。そしてそんなハイラックスの新型が、5月28日よりついに日本国内で販売スタートした。ハイラックスは、50年以上販売されている超ロングセラーであり、世界190カ国でラインアップされている実績をもつ、日本を代表する1台だ。
ちなみに、2025年11月にタイで発表された9代目となるこのハイラックスは、発表されるや否や、「日本にも!」という声が殺到。その背景には、8代目ハイラックスが最終的に、状態によっては新車価格を超える価格で中古車が販売されることも珍しくないほどの人気車種に急成長したことが挙げられる。事実、モデル末期のころには欲しくても買えないクルマとなり、ピックアップトラックというキャラクターを考えたら異常ともいえる状況にまでなっていたのだ。そんな声が多かっただけに、今回の国内販売は待ちに待った発表だ。
トヨタ・ハイラックス(8代目)画像はこちら
では、中身を見ていこう。
まず目に入るのは、やはり大胆なフロントマスクの刷新だろう。先代モデルまでの迫力ある無骨なフェイスから、細めのヘッドライトが特徴的な、スポーティなデザインへ大幅な路線変更がなされている。グリルはハニカム形状を採用し、カローラクロスのような都市型SUVチックな佇まいとなっており、顔だけ見れば、とてもトラックには見えないデザインとなっている。また、泥系車両にはすっかりお馴染みとなった「TOYOTA」の横文字エンブレムが最初からついている点も、この手の車両を選ぶユーザーにとってはうれしいポイント。
トヨタ・ハイラックス(9代目)画像はこちら
ちなみにデザインコンセプトは「Cyber SUMO」。SUMOとはそう、そのまま相撲である。力士の「立ち合い」からヒントを得たようで、いわれてみればたしかに、力士のような雰囲気が漂っている気がしなくもない。
パワートレインには2.8リッター直4のディーゼルエンジン(1GD-FTV)を搭載。これを6速ATで駆動させ、パートタイム4WDを採用する。3つの走行モードのほか、オフロードモードは6つ(AUTO/DIRT/SAND/MUD/DEEP SNOW/ROCK)が用意され、リヤのデフロック機能などももつ、超本格派4WDである点も、ハイラックスの魅力のひとつだ。この手のクルマは、「ディーゼル+MT」のパッケージングを望む声も少なくないが、そこは日本の市場を考えたら、このパッケージングに落ち着くのは致し方ないだろう。
トヨタ・ハイラックス(9代目)画像はこちら
車内もかなりモダンな作りになっており、乗用SUVと遜色ない仕上がりになっている点も見逃せない。メーターやセンターには12.3インチのディスプレイを配置しているほか、悪路で水平がわかりやすくなるよう、水平基調のダッシュボードを導入している。走りに関係するスイッチと空調関係のスイッチを独立させて配置するなど、ユーティリティ面も配慮されている。
トラックだからといって余計な意識をすることなく、普段使いできるのが、新型ハイラックスの強みだ。安全面においても、最新世代かつ随時アップデート可能な先進安全装備、Toyota Safety Senseや電動パーキングブレーキも搭載する。
トヨタ・ハイラックス(9代目)の車内画像はこちら