【検証】新型ロードスターは高くても遅くても楽しいのか? (2/3ページ)

制限速度内でもアクセルをベタ踏みできる満足感

 ギヤは軽くカチッと入り、クラッチも軽いのでシフトチェンジが苦にならない。エンジンはパワーがないからワインディングの上りや高速の合流では、制限速度内でもアクセルをグイッと踏み込める。こういったところでも雰囲気重視の人なら、スポーツカー感が味わえるので楽しいだろう。

05グレードによって、ターゲットユーザが違うという新型ロードスター。スタビ無しのグレードは、「速度を出さずに市街地の角を曲がってもクルマの動きが出て、走っている感を楽しめる」といった内容の説明がマツダからあった。今回乗ったのは最もスポーティなRS。確かに多少足は固いが、それでも助手席で熟睡できるレベルの快適さだ。それゆえ、RSでも「市街地で動きを感じられる」クルマなのだ。

06従って走らせるのが非常に難しい。コーナリングはついつい真剣になってしまう。これがロードスターの印象だ。そういった意味ではチャレンジングなクルマになっている。これを楽しめる人なら楽しいと感じられるだろう。遅いけど!

webcartop


石田貴臣 ISHIDA TAKAOMI

-

愛車
トヨタ・エスティマ(MCR30)
趣味
読書(ミステリーが主)、TVでのサッカー観戦(バルサ/PSG/アルゼンチン代表/UCL全般)、映画鑑賞
好きな有名人
リオネル・メッシ、アラン・プロスト、綾辻行人、有栖川有栖、田中 瞳

新着情報