【試乗】SUVでも走りは極上！　アウトランダーPHEVに感じたランエボの血 (1/3ページ)

Drive Your Ambitionを具現化する最先端モデル

　三菱自動車が東京モーターショー2017で掲げたのは「Drive Your Ambition」というブランド・メッセージだった。このフレーズが意味するのは、三菱自動車が得意とするSUVやEV技術、そして新しいシステムを融合し、時代をリードする新しい価値として提供する。それにより、これまで以上に豊かなクルマ社会を実現させようというものだ。

　クルマを通じてユーザーの行動範囲を拡げさまざまなシーンにチャレンジしようとする志をサポートするようなクルマとして、e-EVOLUTIONのコンセプトモデルも併せて公開していた。

　三菱自動車はしかし、いつの時代も時代を先取りするようなクルマをこれまでも送り出してきている。その代表的なモデルがアウトランダーPHEVであるともいえるだろう。

　今でこそ世界中の各車がEVやPHVの開発をアピールし始めているが、三菱自動車がアウトランダーPHEVを登場させたのは4年も前の2013年。当時はあまりの先進テクノロジーに世界中のメーカーが驚愕し、誰もが懐疑的でもあった。しかし、この5年の間に販売実績は13.5万台を日欧で築き、PHEVの可能性の高さを世に知らしめ、他社の開発の手本となっていることも事実なのである。