これならアオリ被害を防げる!? 「オラオラ顔」ならぬ「オラオラ尻」のクルマ4選 (1/2ページ)

角ばったデザインやボリューム感がイカツ尻の共通点!

 信号待ちをすれば、対向車線から鋭い視線を感じ、運転中にバックミラーを見れば、鬼の形相で追いかけられている!? いえいえ、これはサスペンスドラマのシーンではありません。

 近ごろなぜか、フロントマスクがイカツいクルマが増えているんです。目つきが鋭かったり異様に目ヂカラが強かったり、睨んでたり怒ってたりするような顔なので、ぴったり後ろにつかれたりすると、ちょっと怖いこともあるくらいですよね。

 でも、そんなイカツ顔のクルマも意外と後ろから見てみると、拍子抜けするくらいヘナチョコ尻だったり。あら、ホントはいい人なのかしら、なんて感じさせるリヤスタイルが多いものです(笑)。なので今回はあえてイカツ顔ではなく、走り去る姿に迫力があるとか、近寄り難いオーラを放っているとか、リヤスタイルに圧倒される「イカツ尻」のクルマを探してご紹介したいと思います。

1)日産GT-R

 まずは、イカツ尻という表現にいちばんシックリくるなぁと思われる、日産GT-R。プリッとして面積の広いボディのボリューム感といい、怒ったようにカクカクしているバンパーといい、グーが飲み込まれちゃいそうなデカデカとしたマフラーといい、気安く近寄れない感マンマンです。

 GT-Rはモータースポーツにも参戦しているので、サーキットで追ってくるライバルマシンを威嚇する狙いもあったりするんでしょうか。さすが、世界に誇る和製スーパーカーだなと思います。

2)トヨタ・プリウス

 次に、マイナーチェンジでややマイルドになってしまった気もしますが、トヨタ・プリウスもイカツ尻。現行モデルが登場した時に、リヤスタイルを見た衝撃は忘れられないですよ~。漢字の「八」のような、神社の鳥居のような、これまで見たこともなかったテールライトのデザインはもう、斬新のひと言。

 そこから下に台形に象られたラインが怒っているような表情に見えて、うわ、イカツ! と思ったものです。フロントマスクはかなり先進的なイメージなので、リヤとのギャップがすごいですよね。でも今となっては見慣れてしまったので、時代を先取りしたデザインなのかもしれません。


まるも亜希子 MARUMO AKIKO

カーライフ・ジャーナリスト/2023-2024日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員

愛車
MINIクロスオーバー/スズキ・ジムニー
趣味
サプライズ、読書、ホームパーティ、神社仏閣めぐり
好きな有名人
松田聖子、原田マハ、チョコレートプラネット

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