これならアオリ被害を防げる!? 「オラオラ顔」ならぬ「オラオラ尻」のクルマ4選 (2/2ページ)

見かけだけでなく、走り去る姿が速くてカッコいいのもポイント!

3)ホンダ・シビックタイプR

 そしてお次は、リヤスタイルがオラオラ系と言いましょうか、ちょっと走り屋っぽさが香っているイカツ尻、ホンダ・シビックタイプRです。とにかくボリューム満点で、いくつものカタマリがギュギュッと固められたような、ガンダム感のあるリヤスタイル。

 そこに、これでもかってくらい大きく空いたエアインテークや、センターに3本出しのマフラー、高く伸びたリヤスポイラーなんかが合わさって、見事なイカツ尻を作り出しています。でもこれ、見かけだけじゃなくてホントに走ると速いからカッコいいんですよね。

 シビックタイプRはいつも、フランス車のルノー・メガーヌR.S.とニュルブルクリンク・サーキットでの世界最速タイム(FFの同クラス)を競い合っていて、お互い切磋琢磨しながら高みを目指すというような、スポーツマンシップがあるところも素敵ですよね。

4)レクサスLX

 続いてはまだまだブームが続いているSUVのなかで、メルセデス・ベンツGクラスよりもイカツ尻だなと思うのが、レクサスLX。ボディサイズも全長5m超えとビッグなので、360度どこから見てもイカツいことに変わりはないのですが(笑)、意外にもSUVではなかなかイカツ尻のモデルがない中で、LXはかなり迫力を出しています。といっても、デザインそのものはシンプル。

 でも全体的に角ばっていて、リヤバンパーがグイッと張り出していたり、ドッシリ感がものすごく強いところと、先進的なんだけど押し出し感マックスのテールライトが組み合わさって、なかなかのイカツ尻になっています。しかも搭載されるエンジンは5.7リッターのV8。これでグワ~ッと走り去っていく後ろ姿は、かなりイカツいことでしょうね。

 というわけで、こうしてイカツ尻のクルマを探してみると、イカツ顔の多さに比べてまだまだ少ないなぁと実感しました。よく、「道路上で舐められたくないからイカツ顔のクルマに乗る」なんて話を聞きますが、最近多いアオリ運転をされないためには、後ろに近寄りがたいオーラを放つイカツ尻も、ちょっとは効果があったりして? なんて思いました。皆さんは、どのイカツ尻がお好みでしたか?


まるも亜希子 MARUMO AKIKO

カーライフ・ジャーナリスト/2023-2024日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員

愛車
MINIクロスオーバー/スズキ・ジムニー
趣味
サプライズ、読書、ホームパーティ、神社仏閣めぐり
好きな有名人
松田聖子、原田マハ、チョコレートプラネット

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