イマドキのデートカーは見た目より中身! カップルの愛が深まるミニバン4選 (3/3ページ)

外観も含めまさにカップルの愛の巣と言えるモデルも!

 2019年いっぱいで廃盤車種になってしまう、トヨタ・エスティマの7人乗り、2列目キャプテンシート=リラックスキャプテンシートも、同様のシートアレンジが可能だった。人気のHVモデルであれば、AC100V/1500Wコンセントも用意され、車内外で家電品が使えて超便利。

 もちろん、リヤエンターテイメントシステムもある。いまから新車が間に合わなければ、エクステリアデザインをリフレッシュし、超カッコいいツートーンルーフが加わり、走行性能が劇的に進化した、2016年6月のビッグマイナーチェンジ後の中古車をみつけるとよい。ダークレッドのボディにブラックルーフの仕様は、まさにカップルの愛の巣と言える、愛が赤く燃えたぎるラブミニバンである。

 しかし、予算やサイズ的にオデッセイHVやアルファード&ヴェルファイアHVは難しい……というなら、2019年8月、9月に日本でもっとも売れた乗用車のトヨタ・シエンタがある。シエンタの3列シート仕様は、裏技として、2列目席をチップアップ格納することで、3列目席前に、ニースペース約580mm(身長172cmの筆者の実測)もの、足をまっすぐ伸ばせるほどの広大な居住空間をつくることができる。

 このままで走行することは、2列目席が固定できないため、絶対にできないが、停車状態なら、3列目席のシート幅が約900mmと狭いこともあり、かえって、ふたりのためのラブソファ的スペースになるのだ(同ジャンルのフリードではできないアレンジ)。HVのGグレードに限り、AC100V/1500Wコンセントも付けられるから、完璧。ふたりのためにちょうどいい、移動する、ちいさな“どこでもカフェ”にもなりうるのだ!


青山尚暉 AOYAMA NAOKI

2023-2024日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員

愛車
フォルクスワーゲン・ゴルフヴァリアント
趣味
スニーカー、バッグ、帽子の蒐集、車内の計測
好きな有名人
Yuming

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