【プライドを捨てても真似すべき!】超便利なのになぜか浸透しないクルマの装備11選 (2/2ページ)

ホントに必要? と思ったけど使ってみると意外に便利なものも!

5)スズキ・ワゴンRのアンブレラホルダー

 ワゴンRのちょっと変わった装備が、リヤドアにあるアンブレラホルダー。

 傘を立てたまま収納できるホルダーで、傘で車内を水浸しにすることがない。リヤドアにあるという点では、かなりレアな装備と言える。

6 )ホンダN-WGNのリヤアンダートレー

 N-WGNならではの便利装備が、後席下にある、濡れた傘やスニーカーなどをすっきりとしまえる大型のトレー。新型は取り外し可能になり、汚れてもお手入れ簡単。

 ホンダの特許技術「センタータンクレイアウト」だからこそできた収納スペースである。

7)ホンダ・オデッセイのプレミアムクレードルシート

 現行オデッセイ・アブソルートの7人乗りの2列目席が、豪華なプレミアムクレードルシート。シート表皮内側にウレタンシートを内蔵し、170度リクライニング、オットマンなどによって、ミニバンの2列目席最上級のかけ心地、寝心地!? を提供してくれるのだが、クレードル=ゆりかごシートというだけあって、リクライニングしても上半身が前を向ける中折れ式。

 ゆえにリクライニングしたまま、後席用モニターの鑑賞も可能。さすが、クリエイティブムーバー作りにたけているホンダらしいアイディア満載の唯一無二のキャプテンシートである。

8)スバルXVのラゲッジフロアボード

 インプレッサのクロスオーバーSUV版、XVのラゲッジルームには、かなりマニアックなアイディアが隠されている。それは、フロアと開口部の段差を小さくするためのアイディアで、フロアボード後端にリングが付いていて、それを開口部のフックに装着することで、開口部段差が減少。

 デビュー当時、開発陣が「青山さん、これなら犬も乗り降りしやすいですよね」とこそり教えてくれたものだ。気づかないユーザーは一生気づかないアイディアも、使ってみればありがたみがわかるはず。ペットの乗降のしやすさだけでなく、重い荷物の出し入れも楽々になる。

9)ホンダN-BOXのカップホルダーまわりにあるくぼみ

 N-BOXのボトルホルダーの淵に、小さなくぼみがあるのをご存じだろうか(N-BOXオーナーに向けて言っています)。公式には小さなサイズのリモコンキーを置ける場所なのだが、じつは開けたペットボタルのふたを置いておくのにもぴったり。

 車内ではペットボトルを飲む際、ふたの置き場に困るものだが、それを解消できる裏技なのである。ボトルホルダーにそんな裏機能があるクルマなど、ほかに知りません……。

10)ボルボのBピラーエアコン吹き出し口

 ボルボの上級車種に備わるのが、Bピラー左右のエアコン吹き出し口。つまりセンターコンソール後方の吹き出し口と合わせて、合計3か所ものエアコン吹き出し口があることになる。

 当然、前席に遜色のない空調環境が得られ、真夏のドライブなどでの後席の快適性が大きく向上する。このアイディア、特許があるのか不明だが、他車には見られない後席乗員(愛犬)のためのボルボ流おもてなし装備のひとつ。

11)ホンダN-BOXのピタ駐ミラー

 なんともユニークなネーミングの機能装備が、N-BOXに用意されるピタ駐ミラー。

 駐車が苦手な人向けの装備で左ドアミラーに備わり、運転席に座った状態で死角になりやすいボディ左側面やクルマの後ろの様子まで確認でき、幅寄せや縦列駐車、車庫入れの際に役立つ。思い通りの場所にラクにピタリと停められるようにと採用してくれたアイテムだから、ピタ駐ミラーである。


青山尚暉 AOYAMA NAOKI

2023-2024日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員

愛車
フォルクスワーゲン・ゴルフヴァリアント
趣味
スニーカー、バッグ、帽子の蒐集、車内の計測
好きな有名人
Yuming

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