注目のGRヤリス登場で耳にする「ホモロゲーションモデル」って何? (2/2ページ)

ベース車を2万5000台以上生産していることが条件!

 なお、WRCでの活躍が今でも鮮明に思い出される三菱ランサーエボリューションや、スバル・インプレッサSTIも元々はWRCに出場するために生まれたホモロゲーションモデルであり、もともとは何の変哲もない1.5リッタークラスの4ドアセダンに2リッターターボエンジンと4WDシステムを搭載したものだった。

 ちなみにWRCでホモロゲーションを取得するためには、ベース車となるモデルが連続した12カ月間に2500台以上、車種全体で2万5000台以上という生産台数が必要であり、これを下まわってしまうと当然ながら競技車両のベースにすることができなくなってしまう。

 この台数は時代や参戦するレースによってもさまざまで、1995年に日産がスカイラインGT-Rでル・マン24時間耐久レースに参戦するために、「NISMO GT-R LM」というホモロゲーションモデルを生産しているが、当時のレギュレーションでは1台以上登録されたベース車があればOKだったため、1台のみが生産され、イギリスで登録されていた。


小鮒康一 KOBUNA KOICHI

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愛車
日産リーフ(2代目)/ユーノス ロードスター/マツダ・ロードスター(2代目) /ホンダS660/ホンダ・オデッセイ(初代)/ 日産パルサー(初代)
趣味
長距離ドライブ
好きな有名人
ザ・リーサルウェポンズ

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