VIPも大注目のトヨタ・グランエース! 圧倒的存在感の内外装を徹底チェック (1/5ページ)

Exterior 上質かつ威風堂々とした佇まいを表現

 グローバル仕様のハイエースと一部の構造を共有しながら、より上級指向のミニバンとして作られたのがグランエースだ。

 グローバル仕様のハイエースは、「人を乗せるためのクルマ」としての性能・機能を追求する開発がされている。スタイリングにおいては、大きなボディサイズを生かした広いグラスエリア、水平基調で安定感のあるベルトラインが特徴だ。そのうえで、フロントマスク、テールビューを中心に、グランエース専用のデザインが施されている。

 フロントマスクは、メッキの大型アッパーグリルをヘッドライトと連続したデザインとすることで、ワイド感と押し出し感を強調。フォグランプまわりやロアグリルにもメッキを施し、アクセントとしている。ボディサイズが大きいとメッキパーツの存在感が強調されすぎることがあるものの、そうならないよう、ほどよい高級感にまとめられている。

 リヤまわりでは、ほぼ垂直面となるバックドアに立体感を持たせるために、バンパーの張り出しを大きくし、L字型テールランプとメッキガーニッシュを組み合わせた。こちらも高級感はあるが、スマートなデザインと言えるだろう。送迎車ニーズがメインということもあり、華美な装飾ではなく、スタンダードなプレミアム感を目指したのだ。

 サイズはこれまでのトヨタの最大級ミニバンであるアルファード(FF)と比較して、全長で350〜355mm、全幅で120mm、全高で55mm大きい。大きな箱をイメージさせる外観は、外から見ても車内の広さが実感できる。ホイールベースは3mを超えているが、タイヤの切れ角が大きいうえに最小回転半径5.6mに収めているので取りまわし性は悪くない。

 クローム枠で囲われた2眼式のLEDヘッドライトは、外側がロービーム、内側がロー/ハイビーム切り替え式となる。その下のLEDはデイタイムランニングランプ。ウインカーはヘッドライトの内側に配置される。

 リヤコンビランプは大型で迫力を演出。テールランプはL型に点灯し、ウインカーは中央部分、ブレーキランプはウインカー上部の3本ライン部分が点灯。リバースランプはバックドアガーニッシュの上部に備わる。

 エクステリアの各部にメッキのアクセントを効果的に配置。ドアミラー(LEDウインカー&ヒーター付き)、メッキベゼルのフォグランプ、ボディ同色のリヤスポイラーも備わる。

 スポーク部分をリムまでつなげるデザインとすることで大径感を強調した専用デザインのアルミホイール(6穴タイプ)を装着している。タイヤサイズは235/60R17(LTタイヤ)となっている。

 車両の前後左右にカメラを配置し、周囲の状況をモニターに映し出すことができる。駐車時には駐車枠を示すほか、クルマを真上から見たようなバーチャル映像を表示する。


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