「ギリギリ」ファミリーカー! 走りを捨てられない男が「コッソリ」選ぶべきクルマ6選 (2/2ページ)

ジャジャ馬な走りが魅力のモデルも!

4)アバルト595 コンペティツィオーネ スティーレ

 さらに輸入車からチョイスすると、キュートな見た目とは裏腹に、かなりのジャジャ馬な走りが挑戦的な、アバルト595 コンペティツィオーネ スティーレ。フィアットと組んでモータースポーツでの数々の栄光を勝ち取ってきた名チューナー、アバルトがフィアット500をベースにチューンしたモデルです。

 ベーシックな595、595ツーリズモ、595コンペティツィオーネ スティーレとそれぞれ最高出力が異なり、もっともパワフルな180馬力のコンペティツィオーネ スティーレは、レコードモンツァのマフラーから勇ましい排気音が響き、テンションまでアップしてしまう楽しさ。5速MTだけでなくセミATもあるので、AT限定免許の人もドライブできます。

5)ルノー・メガーヌ R.Sトロフィー

 そして最後にもう1台、世界一過酷なサーキットと呼び声高い、ドイツのニュルブルクリンクサーキットで、量産FFモデル最速タイムを叩き出したメガーヌのなかでも、走り屋垂涎のモデルがルノー・メガーヌ R.Sトロフィーです。

 1.8リッターターボで300馬力を誇り、メガーヌR.S.り10kg軽量化されたボディは、もはやレーシングカーのような一体感です。しかも、R.Sの開発ドライバーは日本にまでやってきて、ワインディングを走りこんで研究したとのこと。ロールを最小限に抑えながら最上級のコーナリングを体感させる足の良さには、同乗者の不快感を取り除くことも考慮されているので、きっと家族からの評価も上々のはず。これで5人乗りだなんて、信じられないパフォーマンスです。

6)ホンダ・シビックタイプR

 さらにおまけとしてもう1台、このメガーヌと常に抜きつ抜かれつ、ニュルブルクリンクの量産FF最速の座を競いあってきたホンダ・シビックタイプRが、いよいよ10月に登場することになりそうです。まだ実車を確認していないので、正式なご紹介は避けましたが、すでにトップグレードの「Limited Edition」が鈴鹿サーキットでのFFモデル最速タイム(2020年7月現在)をマークしたとのこと。これは、かなり期待が膨らみますね。もちろんシビックタイプRも、家族持ちがギリギリ選べる走り系モデル。早く乗ってみたいものです。

 昔に比べると、4~5人乗りでハードな走りも楽しめるモデルというのは、かなり減ってしまいました。でも、だからこそ今あるクルマたちは、どれを選んでも後悔しない楽しさと実用性が手に入ると思います。あとは、あなたの家族へのプレゼンテーション次第。勇気を持って乗り越え、手に入れててくださいね。


まるも亜希子 MARUMO AKIKO

カーライフ・ジャーナリスト/2023-2024日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員

愛車
MINIクロスオーバー/スズキ・ジムニー
趣味
サプライズ、読書、ホームパーティ、神社仏閣めぐり
好きな有名人
松田聖子、原田マハ、チョコレートプラネット

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