いまじゃ考えられない「スポーツカー」がバカ売れした時代! 驚きの台数を記録した5台 (1/2ページ)

「スポーツカーの春」をけん引した国産クーペ!

「スポーツカー 冬の時代」といわれて久しいが、スポーツカーが売れていた時代は、どのぐらいの台数が販売されていたのだろう? 近年で一番スポーツカーの人気が高かった時期は、やはり平成元年=1989年前後。R32スカイラインが登場し、ユーノスロードスターが現れたころ。そのころのヒットモデルを振り返ってみよう。

1)日産シルビア(S13) 約30万台

「スポーツカーの春」の時代をけん引したのは、なんといっても1988年に登場したS13シルビア。「アートフォース・シルビア」というコピーで、ちょっぴりイタリアンな、これまでの国産クーペにはない美しいスタイリングで登場。

 もともとデートカー的コンセプトで設計されたクルマで、女性にもウケがよかったが、トヨタAE86の生産終了後、貴重なFRスポーツで、なおかつターボモデルでも安価だったため、硬派な走り屋からも大きく支持された。

 1989年には年間で8万1200台も売れて、ライバル視していたホンダの元祖デートカー、ホンダ・プレリュードに2倍の差を付けて圧勝(プレリュードは同年41659台)。

2)トヨタ・セリカ(A60) 15万1297台

 トヨタのセリカシリーズもスペシャリティーカーとして、歴代人気があったモデル。とくにバブル前夜の1981年~1985年に生産されていた3代目セリカ=A60は、トータル15万1297台のヒット。XXなどはプラモデルを作った人も多いはず。WRCで戦った最後のセリカ=T200も8万9810台も売れて人気があった。


藤田竜太 FUJITA RYUTA

モータリングライター

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日産スカイラインGT-R(R32)/ユーノス・ロードスター(NA6)
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