いまじゃ考えられない「スポーツカー」がバカ売れした時代! 驚きの台数を記録した5台 (2/2ページ)

30年以上前のモデルが今でも人気が衰えることなく存在する

3)ユーノスロードスター(NA) 11万9547台

「世界で最も多く生産された2人乗り小型オープンスポーツカー」としてギネスに認定されているロードスターの初期型、NAモデルは、国内だけで11万9547台も売れた傑作スポーツ。軽量コンパクトで、愛着の湧くフレンドリーなデザイン。

 前後50:50の理想的な重量配分のFRで、抜群のハンドリング性能を誇り、しかも安価で、カスタムしやすく、オープンカーの楽しさを世界に広めた功績は大きい。1989年にデビューし、30年以上前のクルマになるが、その魅力は失われず、いまでも国内で2万台以上が走っている。

4)ホンダCR-X(EF) 7万1832台

「FFライトウェイトスポーツ」という位置づけで登場させたCR-X。もともとシビックの姉妹車・バラードの派生車種で、2+2といいつつ、リヤシートは人が乗るようなスペースはない実用性の低いモデルだった。

 しかしショートホイールベースと、スポーティーなファストバッククーペボディ、そしてDOHCのZC、VTECのB16Aという強力なエンジンを得て、走り屋から人気に。とくに2代目の「サイバースポーツ」(EF)は、7万1832台も売れた。(初代は4万187台)

5)日産スカイラインGT-R(R32) 4万3934台

 16年ぶりに復活した伝説のGT-R。待ち焦がれたGT-Rは期待以上の高性能で、グループAレースでは、国内外のライバル勢を蹴散らし、ニュルブルクリンクでもポルシェ911ターボのレコードを破り、量産車最速の座を獲得。チューニングカーとしても、最高速、ゼロヨン、サーキットのタイムなど、あらゆる記録を大幅に更新。

 総額500万円もする高価なクルマが4万3934台も作られたのだから驚異的な記録だ。50回ローンを組んで購入する若者も多かった。

 そのほか、マツダRX-7のFC3Sが27万2034台!! 同じくRX-7のFD3Sが約5万3000台、トヨタ70スープラが9万385台、80スープラが3万1372台、MR2(SW20)が7万9304台、ホンダ・インテグラ(DC2)が2万9995台、ホンダ・シビック(EK9)が1万5910台、AE86はトレノが 3万5949台 レビンが 約6万6000台だった。


藤田竜太 FUJITA RYUTA

モータリングライター

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日産スカイラインGT-R(R32)/ユーノス・ロードスター(NA6)
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