チラ見だけで目の保養! 置いとくだけで「羨望の眼差し」を向けられるクルマ5選 (2/2ページ)

近寄りがたい雰囲気を醸し出すモデルも

3)キャデラック・エスカレード

 3台目は、大きくてイカついSUVは数あれど、この圧倒的な存在感はなかなかない、キャデラック・エスカレード。よくハリウッド映画のなかでは悪役のクルマとして登場したりするのですが、確かにそうしたワルっぽい印象もあるのかもしれません。でも、最新のアーキテクチャーで構築されたデザインは彫刻のようなアーティスティックなところと、きめ細やかな細部の造形が見事に融合して、アメリカンラグジュアリーな世界観を実現。

 そこに輝くキャディラックの伝統的なエンブレムが、家柄の良さを添えています。しかも、室内は最高峰のサウンドシステムや小さな冷蔵庫、各席にエンテーテインメントシステムが備わるなど、もう至れりつくせりの空間。シートもしっかりたっぷりとしており、7人乗っても快適です。426馬力の6.2リッター・V8エンジンで、パワフルでたくましい走りも頼もしい魅力ですね。

4)ランボルギーニ・アヴェンタドールS

 4台目は、フェラーリと並ぶスーパースポーツカーとして認知度の高い、ランボルギーニ。地を這うような低さもかなり目立ちますが、こちらはなんと言っても、乗り降りの際の派手さにおいては誰にも負けません。

 羽を広げたように上に開くガルウイングが、通りがかりの人たちの視線を釘付けにすることでしょう。740馬力を誇る6.5リッターのV12エンジンを搭載したアヴェンタドールSは、コクピット、フロア、ルーフが一体となったシングルシェル構造を採用して、極めて高い剛性を実現。4輪駆動・4輪操舵で、走りのほうもより俊敏さと安定性がアップしています。

5)ロールスロイス・ファントム

 5台目は、羨望の眼差しで見られるクルマの王様とも言える、ロールスロイス・ファントム。100年近くもの長きにわたり、超セレブや国家元首などが絶大な信頼をおいてきた、世界最高の4ドアリムジンです。全長5.7mオーバーのボディは、パルテノン神殿と言われる荘厳なフロントマスクからして、おいそれとは近寄りがたい存在感。

 オールアルミ製のスペースフレームで、571馬力を誇る6.7リッターターボを搭載した走りは、4輪操舵システムのおかげもあり、巨体を感じさせないしなやかなものです。気になる後席は驚愕の広さはもちろん、電動リクライニングやスライド機能が備わり、ふっかふかのレザーで極上の座り心地。これぞロールスロイスと大満足することでしょう。

 ということで、羨望の眼差しで見られるクルマたちをご紹介しましたが、やはりお値段はどれも高額です。大事なのは、いきなりこうしたクルマだけがガレージに置いてあっても、浮いてしまって「借り物?」と思われるかもしれないということ。ファントムに至っては5000万円オーバーとなっていますので、それ相応の家、人柄、暮らしが伴っていないとチグハグになるのは否めないところです。でも、「いつかはうちのガレージに置いてやる!」と思うのは自由。どうせなら、夢はでっかくいきましょう!


まるも亜希子 MARUMO AKIKO

カーライフ・ジャーナリスト/2023-2024日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員

愛車
MINIクロスオーバー/スズキ・ジムニー
趣味
サプライズ、読書、ホームパーティ、神社仏閣めぐり
好きな有名人
松田聖子、原田マハ、チョコレートプラネット

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