新型フェアレディZのライバルは? 発表直前に「脳内対決」3番勝負を行った (1/2ページ)

この記事をまとめると

■まもなくフェアレディZの市販版が公開される

■いまある情報からライバル車との比較を実施

■ライバル車にはスープラ・ロードスター・ケイマンを挙げた

注目の新型フェアレディZのライバルを徹底研究してみた!

 2020年9月にプロトタイプが発表された新型日産 フェアレディZ。その市販バージョンがいよいよ2021年8月17日、ニューヨークにて世界初公開される。

 本稿をコタツの上で書いている7月19日の時点では(当然ながら)市販バージョンに関する正式な情報はいっさい出ておらず、わかっていることといえば、

・プロトタイプの造形

・プロトタイプのスリーサイズ(全長4382mm×全幅1850mm×全高1310mm)

・プロトタイプのエンジン方式とトランスミッション(V6ツインターボの6速MT)

 のみである。

 以上のデータのみで物事を語るのはいささか無理があるのは承知だが、ヒマなので、新型フェアレディZとライバル各車の「脳内対決」を実施してみることにしよう。

「2シータースポーツ」という狭い市場のなかで、新型Zはライバルたちをどこまで駆逐できるのか? それとも、返り討ちにあって惨敗するのだろうか?

第1試合:vs.トヨタ GRスープラ

 価格は、わからないがたぶんだいたい同じぐらいのゾーンになるのだろう。ちなみにスープラの車両本体価格は499万5000~731万3000円である。

 動力性能も、おそらくは3リッター直6ターボの「RZ」と似たようなものとなるのではないかと思う。いや新型Zには何らかの隠し玉的な新機軸もあるのかもしれないが、何もわからない今、そこを推測しても無意味である。

 であるならば、比較すべきは「デザイン」および「雰囲気」だ。

 両者を見比べてみると(といってもZのほうはプロトタイプだが)……写真だけで言うならば、新型Zプロトタイプのほうがカッコいいような気はする。GRスープラは非常にごちゃついた、混沌としたデザインに見えるのだ。

しかしスープラの場合、写真と実物とではずいぶん雰囲気が違う。

写真で見るスープラは(個人的には)ゲップが出てしまう感じなのだが、実車を見ると「……なかなかセクシーでイイやんけ」と思ってしまうデザインなのだ。

 それに対して新型Zは、ゲップが出そうなごちゃつき感こそないのだが、その反作用として(とくにフロントまわりが)ややシンプルすぎて物足りないというか、間が抜けているように感じられてしまう。

 よって、まったく無意味な八百長勝負ではあるのだが、ここはひとつ「GRスープラの暫定勝利!」ということにさせていただく。すみません。


伊達軍曹 DATE GUNSO

自動車ライター

愛車
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絵画制作
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町田 康

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