開ければ満員御礼! それでも1月3日からオープンする新車ディーラーが激減しているワケ (2/2ページ)

正月は来店が多いので、値引きや来場者特典を狙うのもオススメ!

 初売りに馴染みのない人から見れば、「3日から店を開けてお客がくるのか?」といった疑問があるだろう。筆者は毎年正月3日から初売りをスタートさせているディーラーを巡り続けているのだが、筆者が見てまわった印象では、どの店舗も多くの来店客でにぎわっており、2021年の某スズキ系ディーラーでは、「セールスマンすべての手が塞がって対応できない」として別の店舗を案内された経験がある。

 たいていは整備工場も営業しているので、年末・年始の間で不具合が生じたユーザーや、定期点検の持ち込み客が多いことも店舗をにぎわせているようである。ただ、正月3日から真剣に新車購入のための商談を行っているお客も多く見かけた。

 2021年はコロナ禍で遠出ができなかったこともあり、いつもに増してにぎわいを見せていたように思える。初めて4日から初売りをスタートさせたダイハツディーラーでは、開店からしばらくすると、試乗車がほぼすべて出払ってしまうほどの賑わいを見せていた。

 “働き方改革”の名のもと、かつては“週に1回すら満足に休めないし、夜遅くまで働くのが当たり前”とされた新車販売の世界も、休日はしっかり取れるし、夜間の訪問活動もなくなった。さらに有給休暇まで取得できるようになっている。働き方改革が正月3日あたりからの初売りをする店舗の急速な減少を招いているともいわれている。

 また、販売現場で話を聞くと、正月3日から店を開けるといっても、会社としては正式には年末・年始休暇期間となっているケースが多いようだ。そのため休日出勤扱いとなり、3日は店舗スタッフの内半数出勤で対応しているところもあった。3日に出勤するスタッフは年末に早めに休暇に入り調整しているとのこと。しかし、新車販売の世界でも働き手の不足は深刻であり、半数での交代出勤体制が取れないとの話もある。

「いまどきの新車ディーラーは定休日を週に1度も設けています。さらに、それぞれのスタッフが半数交代でさらに1日休みを取るのですが、半数出勤日はセールスマン2名ほどになってしまうそうです。平日でも点検入庫で訪店するお客も多いそうで、そのようなお客への対応でテンテコ舞と聞いています。そのような状況なので、半数出勤で、しかも休日出勤扱いで3日(4日も?)から店を開けることが物理的にできなくなってきているようです」とは事情通。

 ただ、それでも3日や4日に店を開けているディーラーでは、いつもとは違うノリ(お正月でおめでたいなど)で値引き条件が拡大しやすくなっている。販売店在庫車などは現状では皆無に近いように見えるが、ひょっとしたら“お年玉特価車”として初売りで出てくることも十分ありえる。正月に時間を持て余す予定の人は来場記念品も期待できるので、是非新車ディーラー巡りをすることをお勧めする。


小林敦志 ATSUSHI KOBAYASHI

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渡 哲也(団長)、石原裕次郎(課長) ※故人となりますがいまも大ファンです(西部警察の聖地巡りもひとりで楽しんでおります)

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