強すぎるトヨタの国内販売! そんななかトヨタに唯一勝ったクルマとは? (1/2ページ)

この記事をまとめると

■トヨタグループで2021年に売れたクルマは、国内メーカーの売り上げの約半分を誇る

■トヨタ一強に思われるが、一部敵わない車種もある

■ただ、総じて見るとほぼトヨタ一強とも言える状況に変わりはない

2021年に売れたクルマの半分はトヨタ(レクサス)車だった!

 2021年1〜11月に国内で新車として販売された小型/普通車の内、トヨタ車が52%を占めた(レクサスを含む)。今はトヨタがほとんど扱わない軽自動車の国内販売比率が37%に達するから、小型/普通車に限るとトヨタのシェアは50%を超える。そのかわり軽自動車まで含めた総市場に占めるトヨタの割合は33%まで下がる。

 このような状況だから、小型/普通車登録台数ランキングの上位には、トヨタ車が並ぶ。直近の2021年11月の登録台数で見ると、ヴォクシーは6711台を登録して、ミニバンの1位になった。同じミドルサイズミニバンのセレナやステップワゴンを上まわる。

 ライズは6217台で、公表される登録台数ではSUVの1位になる。もっともカローラシリーズをボディタイプ別に算出すると、カローラクロスが7300台を登録した。従ってライズを上まわり、SUVの実質1位になる。

 2位はヤリスを分割するとヤリスクロスの6480台だから、ライズは3位に下がる。それでもSUVの販売上位はトヨタに独占されている。


渡辺陽一郎 WATANABE YOICHIRO

カーライフ・ジャーナリスト/2023-2024日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員

愛車
フォルクスワーゲン・ポロ(2010年式)
趣味
13歳まで住んでいた関内駅近くの4階建てアパートでロケが行われた映画を集めること(夜霧よ今夜も有難う、霧笛が俺を呼んでいるなど)
好きな有名人
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