「クルマといえばクラウン」の「クラ爺」に歴代の面影なしの新型は受け入れられるのか? (2/2ページ)

コアなファンはなんだかんだで結局買うと予想

 私の亡父は、ソアラのファンだった。初代ソアラを買っていたく気に入り、2代目も買った。

 しかし3代目ソアラは、それまでのソアラとは似ても似つかない、ぬめ~としたクーペで登場した。北米で「レクサスSC」として売るための大変身だったが、日本国内では猛烈に不評で、父も「今度のソアラ、あれはイカン!」と怒り、買い替えなかった。

 ところが1~2年後(正確には失念)、実家に帰ると、「新しいソアラ、注文したよ」と言う。

 なぜ!? と聞くと、「ずっとソアラに乗り続けることにした」と、理由にならないような答えが返ってきた。父の場合、もはやソアラ以外の選択肢は考えられなくなっていたのだろう(結局最後はプログレに乗り換えたけど)。

 ずーっとクラウンに乗り続けている方なら、なおさらじゃないだろうか? なんだかんだ言いつつ、「しょうがないな」と言って、新型クラウンを注文するんじゃないだろうか。「やっぱり俺は最後までクラウンに乗り続けるさ!」とか言いながら。

 恐らく、その選択は、99.99999%くらい、間違っていない。新型クラウンは、たぶんとってもいいクルマだから! そんな予感がする。


清水草一(永福ランプ) SHIMIZU SOUICHI

-

愛車
フェラーリ328 GTS/ランボルギーニ ・カウンタック アニバーサリー/BMW 320d(先代)/ダイハツ・ハイゼットトラックジャンボ(90年製)
趣味
原稿を書くこと
好きな有名人
斉藤由貴、菊池桃子

新着情報