知らないとヤバい今どきの自動車用語! 清水和夫が「MaaS」を猿でもわかるように解説する (1/2ページ)

知らないとヤバい今どきの自動車用語! 清水和夫が「MaaS」を猿でもわかるように解説する

この記事をまとめると

■社会全体で使われつつある「MaaS」と呼ばれている単語について解説

■この単語を使い出したのはIT業界だと言われている

■トヨタは他業種と手を組んで新しい取り組みなどにチャレンジしている

自動車業界における「MaaS」とはどんなことを指すのか

 最近よく耳にする言葉として目立っているのがMaaSである。この言葉はかなり広い意味で使われているので、事業会社やメディアはその多様な意味を使いわけている。ということで「猿でもわかる」と掲げたものの、どの文脈で説明するのか悩ましい。そこで、まずMaaSという言葉が使われるようになった、最初にきっかけから話しを進めたい。

■As a Service(アズ・ア・サービス)が語源

 自動車業界ではモビリティのサービスを重視するという意味でMaaS(モビリティ・アズ・ア・サービス)という言葉が使われているが、IT業界ではそもそも、ソフトウエアでサービスを充実させるという意味でSaaS(ソフトウェア・アズ・ア・サービス)」が使われるようになった。このように「As a Service」(アズ・ア・サービス)」という言葉が時代のトレンドになったと理解できる。

【関連記事】auの大規模障害はクルマにも影響! ウルトラ便利なコネクテッドカーの弱点が露呈した

SaaS画像はこちら

 その背景には技術やモノを提供することが使命ではなく、ユーザーが利便性を感じる「サービスの提供」を優先するという重要なメッセージが「As a Service」(アズ・ア・サービス)」に込められ、その結果、大きなビジネスモデルの転換が起きている。20世紀が技術やモノの時代なら、21世紀はサービスの時代と読み替えてもいいだろう。

■MaaSの言い出しっぺは誰?

 モビリティのサービスが重要だと述べたが、真っ先にMaaSという言葉を使ったがのが、フィンランドの首都・ヘルシンキに本拠地を構えるモビリティーのベンチャー企業「MaaSGlobal社」だった。この企業はタクシー、レンタカー、シェアカーという公共交通をひとつの「WHIM」というアプリでカバーできる情報提供のサービスを行っている。考えてみるとユーザー視点ではありがたいサービスだが、交通のインフラを提供する事業者ごとに、バラバラの情報が提供されいるのが実情だ。

WHIM画像はこちら

 MaaSGlobal社は欧州各都市でもワンストップ・サービス(ひとつのサービスでなんでも揃うというような意味)のMaaS事業を立上げると、当時のメディアは報じていた。その結果、世界各地でMaaSのベンチャーが誕生し、大手企業(自動車メーカーなど)との資本提携が行われている。その多くが成功しているとは思えないが、モノからサービスへの転換は、あのトヨタをも動かしている。

画像ギャラリー


新着情報