走りを予感させる「RS」がついに復活! ホンダ・フィットがマイナーチェンジでデザインにも走りにも磨きがかかった (2/2ページ)

従来設定モデルの意匠も大幅変更して魅力を倍増

 そのほかのグレードのマイナーチェンジの概要は以下の通り。

 シンプルな仕様の「ベース」、快適な装備が追加された「ホーム」、上質でスタイリッシュな仕様となる「リュックス」では、フロントノーズの形状を変更してスッキリ感を演出。

 アッパーグリルの位置が高められ、「ホーム」と「リュックス」にはその上部にメッキ加飾が施された水平バーが配されることで、端正なマスクとなった。

 また、アウトドアのイメージが与えられた「クロスター」では、専用エクステリアとなるフロント/サイド/リヤのガーニッシュをシルバーに変更することでギヤ感が強調された。

 ドライブトレインでは、「RS」を含むe:HEVの最高出力を従来モデル比+10kW(14馬力)となる90kW(123馬力)に強化。まるで電気自動車のような力強い発進とスムーズな加速を実現している。

 また、ガソリンモデルでは全グレードに1.5リッターDOHC i-VTECエンジンを採用。低速域から高速域まで、全域に渡ってトルク感ある出力特性となったことで、日常のさまざまなシーンで余裕ある走りを披露してくれる。

 安全運転支援システムに関しては、トラフィックジャムアシスト(渋滞運転支援機能)と急アクセル抑制機能が新たに加わったホンダセンシングが全グレードに標準装備となった。また、ブラインドスポットインフォメーションと後退出庫サポートもグレード別で設定された。

 ボディカラーも「RS」と「クロスター」に専用設定となったホンダ新色のスレートグレー・パールを含む13色を用意する。なお、ツートーンカラーは「クロスター」の専用色となった。

 マイナーチェンジしたフィットの価格は、新設定となるe:HEVモデルの「RS(FF)」が234万円6300円、もっとも安価な ガソリンモデルの「ベーシック(FF)」が159万2800円、もっとも高価なe:HEVモデルの「リュックス(4WD)」が266万4200円となる。

 4代目モデルとなって苦戦を強いられているホンダ・フィットだったが、スポーツモデルの追加による巻き返しに期待したい。また、ガソリンモデルの「RS」がどのようなスペックで登場するかにも注目だ。


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