イジるの厳禁! サーキット走行もNG! R35GT-R発売直後の「厳しすぎた制約」とは (2/2ページ)

純正至上主義を貫いていたR35GT-R

 もちろん、チューニングは御法度で、車検対応マフラーだろうが、エアロだろうが、バッテリーやワイパーなど軽微な消耗品を除き、純正パーツ以外を使うと、すべて新車補償の対象外になるだけでなく、ディーラーへの入庫すらお断りになる徹底ぶり。

※写真はイメージ

 しかも、あの頃R35の補修部品はNHPCでしか入手できなかったので、カスタマイズ=通常整備もできなくなるという問題が……。

 もちろんコンピュータをいじったり、ブーストアップするのも厳禁で、特定のサーキット以外ではリミッターカットもNG。

※写真はイメージ

 おまけに2007年当初は、サーキットを走ると新車補償の対象外になる制約まであって、とにかく雁字搦めの状態!(のちにサーキット走行後、NHPCで「スポーツ走行後点検」を受けることで新車補償の対象になる措置が計られたが、点検費用はおよそ6万円)

 R35については「とにかくイジるな」というのがメーカー側の姿勢だった。

 もちろん、補償などいらない、と割り切ればチューニングも可能だったが、チューニングしてパワーアップすると、R35の大きな特徴、6速DCTのGR6型デュアルクラッチトランスミッションにトラブルが多発……。

 今でこそ、さまざまなノウハウや日産側の譲歩(?)もあって、チューニングやカスタマイズの楽しみも広がっているが、初期の頃はコンピュータのロガー機能に速度の整備履歴が残り、チューニングしたりハードに走ったデータが記録されるため、R35のチューニングはいろいろな意味で戦いだった。


藤田竜太 FUJITA RYUTA

モータリングライター

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日産スカイラインGT-R(R32)/ユーノス・ロードスター(NA6)
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