現行は2車種のみ! 現在のマツダのセダンと過去の名車を振り返る (2/2ページ)

歴代のマツダのセダンを中古車相場とともにご紹介

アテンザ

 2002年に初代がデビューしたアテンザは欧州市場などをターゲットに開発されたDセグメントのセダンです。

 初代はセダンに加えステーションワゴン(スポーツワゴン)と5ドアハッチバック(スポーツ)と多彩なボディタイプを用意。2008年にフルモデルチェンジされた2代目にもこれら3タイプのボディがラインアップされていました。

 2012年に登場した3代目はCX-5などと同じマツダのデザインテーマ「魂動」を採用。スタイリッシュなフォルムが話題となりました。

 ただし3代目には歴代モデルに用意されていた5ドアハッチバックが廃止。セダンとステーションワゴンが用意されています。

 アテンザは3代目のフルモデルチェンジを待たずに、2019年の一部改良と同時にグローバルネームのマツダ6へと名称を変更。アテンザとしては2019年に生産が終了しました。

 アテンザの中古相場ですがセダンが45万〜290万円、ステーションワゴンが35万〜340万円。販売台数はステーションワゴンがセダンをやや上回っています。

アクセラ

 長年、マツダを牽引したファミリアの後継モデルとして登場したアクセラ。2003年に初代がデビュー。フルモデルチェンジで2009年に2代目、2013年に3代目が登場しています。

 初代から3代目までセダンと5ドアハッチバックをラインアップ。初代は当時、フォード傘下だったことでフォード・フォーカス、ボルボ・S40&V50とプラットフォームを共用していました。

 マツダのデザインテーマ「魂動」を採用して登場した3代目はマツダ車として初となるハイブリッド車を設定。ハイブリッドシステムはエンジンこそマツダ製でしたが、モーターやトランスミッションなどはトヨタからライセンス供給されています。

 海外ではマツダ3として販売されてきたアクセラは、2019年に登場した新型から国内でもグローバルネームを採用。アクセラの名称は廃止されました。

 現在、アクセラは中古車でしか購入できませんが、セダンの中古相場は60万〜210万円、5ドアハッチバックは40万〜230万円。ともに3代目が販売の中心となっています。

ファミリア

 マツダの小型車と聞いて、50代以降の方ならまず連想するのはファミリアなのではないでしょうか。初代が1963年に登場して以来、長年、マツダの基幹モデルとして販売され続けました。

 ファミリアと聞いてハッチバックをイメージする方も多いでしょうが、歴代モデルにはセダンがラインアップされています。ちなみに、初代はまずライトバンが販売され、セダンは1964年に追加されました。

 3&5ドアハッチバックは攻めたデザインの歴代モデルを多数投入していた反面、セダンは比較的オーソドックスなモデルがラインアップされ続けました。

 ただ、1989年に登場した7代目のセダンは大型の前後バンパーを装着し高級仕様として販売された「サブリーム」をラインアップするなど歴代モデルのなかでは、もっとも個性的なモデルでした。

 一時代を築いたファミリアですが、1994年からは現在まで日産やトヨタからOEMを受けた商用バンがその名を引き継いでおり、セダンはラインアップされていません。

 乗用モデルをラインアップする最後のモデルとなった9代目にもセダンがラインナップされましたが、現在中古車として出回っているのはごくわずか。スポーティバージョンのマツダスピードファミリアであれば120万円以上の値段がつくでしょう。

ランティス

 1993年に登場したランティスは、当時販売されていたファミリアよりひとつ上に属するモデルとして登場しました。

 斬新なフォルムを採用し、いまだに人気が高い5ドアハッチバックとともにラインアップされたセダンは4ドアハードトップとして登場。5ドアほど大胆なデザインではないですが、セダンもけっこうスタイリッシュです。

 そんなランティスのもっとも大きな特徴はコンパクトなボディ(セダンの全長は4490mm)にもかかわらず2リッターV6エンジンを搭載したこと。またMT車はダイレクトな操作フィーリングを楽しめるロッド式を採用していたこともマニア心をくすぐります。

 このランティスはマツダが2021年に創業100周年を記念し、実施した人気投票でRX-8やRX-7をおさえ1位を獲得。ただ、その人気を支えたのはセダンではなく、スタイリッシュなハッチバックでした。

 ランティス自体、中古車として出回ることは少なく、しかもセダンとなるとかなり希少車種。執筆時点で販売されていたのは全国でわずか1台のみ。その価格は99万円でした。

まとめ

 お伝えしたように現在はマツダ3とマツダ6にラインアップされているセダンしか販売していないマツダですが、今後もセダンのバリエーションが増えることはないでしょう。

 なかでもマツダ6はセダンのみならずモデル自体が存続するかも微妙なところです。

 すでにSUVが販売の主力となっているマツダですが、いつまでセダンの販売が続けられるのかが気になります。


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