オシャンなのにバカっ速とかもはや無敵かよ! ギャップ萌え必至のコンパクト車5選 (1/2ページ)

この記事をまとめると

■コンパクトなボディにハイパワーエンジンを搭載したモデルを紹介

■輸入車には過激なコンパクトカーが多く存在し日本でも人気が高い

■近年の国産モデルにもハイパワーなコンパクトカーが存在するが限定モデルとなっている

小さなボディにハイパワーが刺激的!

 可愛らしい女性だと思っていたら、仕事になるとキリっとしてバリバリこなすとか、不器用そうに見えてじつはすごく料理が得意だとか、人にはさまざまなギャップ萌えがありますね。クルマにもやっぱりギャップ萌えがあって、見た目は小さくてオシャレなのに、乗るとものすごく速くてエキサイティング。ツウな人たちは、いかにもなスポーツカーに乗るよりも、こうした「羊の皮を被った狼」的なクルマたちを好む人も意外と多いものです。今回はそんな、オシャレなのにバカッ速なコンパクトカーをピックアップしてみましょう。

 1台目は、世界中で人気があり、オシャレコンパクトカーの代名詞的存在といえばMINI。そのMINIはノーマルモデルでも「ゴーカートフィーリング」という元気でスポーティな走りがお約束なのですが、それをサーキット走行レベルまで突き詰めて作り上げているのが、トップグレードのJCW(ジョン・クーパー・ワークス)です。

 1960年代に、過酷なレースとの呼び声高かったラリー・モンテカルロでMINI COOPERが3度の総合優勝! その快挙を成し遂げたのが、レーシングカーエンジニアのジョン・クーパーだったのです。一見すると可愛らしいMINIに見えるフロントマスクも、パフォーマンス向上に欠かせない「吸気」確保のためにガバッと大型エアインテークがあり、ボンネットにも吸気口が。ホイールからは真っ赤な4ピストン・ブレーキキャリパーも勇ましさを放っています。リヤには空気抵抗を味方につけてビタビタに接地感を高めるスポイラーと、雄叫びをあげるツインテールパイプ。2リッターツインパワーターボエンジンもハイパフォーマンス化されており、3ドアで最高出力は231馬力、最大トルク320Nm。

 走らせてみると、まさにロケットのような加速が味わえ、クイクイと面白いようにコーナーをまわっていきます。そこらへんのスポーツカーより、よっぽどエモーショナルな走りは、ギャップ萌え間違いなしです。

 2台目は、イタリアの国民的コンパクトカーとして愛されている、オシャレなフィアット500をベースに、迫力のエアロパーツでちょっとスポーティな雰囲気となっている、アバルト595。フィアット500は日本ではルパン3世の愛車としても有名ですが、センスの良いインパネ、スイッチのモチーフ、シートのデザインなどは595にも受け継がれています。

 1.4リッター4気筒ターボエンジンは、出力によってベーシック、ツーリズモ、コンペティツィオーネと用意されていますが、やはり圧巻はコンペティツィオーネ。なんといっても、猛毒を持つサソリのエンブレムが目印のアバルトは、サーキットで数多の大排気量車を置き去りにし、勝利を手にしてきた伝説のレーシングチューナー、カルロ・アバルトのDNAが注がれるコンパクトカー。

 エンジンをスタートすれば、見た目からは想像もつかない低音の雄叫びが響き、それだけでもうテンションが上がるはず。そして走り出せば、驚くほどガッシリとしたボディの剛性感と接地感、鋭くも的確なハンドリングにギャップ萌え確実だと思います。


まるも亜希子 MARUMO AKIKO

カーライフ・ジャーナリスト/2023-2024日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員

愛車
MINIクロスオーバー/スズキ・ジムニー
趣味
サプライズ、読書、ホームパーティ、神社仏閣めぐり
好きな有名人
松田聖子、原田マハ、チョコレートプラネット

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