線路上を走ってもOKな場所もある!?　馴染みのない地域のドライバーにはけっこう怖くて謎な「路面電車」のルール (1/2ページ)

この記事をまとめると

■路面電車は脱二酸化炭素の移動手段として期待される公共の乗り物だ

■路面電車は道路上に線路が引かれることが多く、その上をクルマで走ってよいのかどうか不安になる

■原則として線路の上は走行禁止だが、標識で示している箇所では線路上を走行できる

クルマと並走する路面電車の後ろで右折待ち!?

　東京にもかつては都電という路面電車があちこち走っていた。現在も荒川線が唯一残っているが、一般にあまり目に触れなくなっている。一方、札幌市や広島市などは路面電車が活躍している。また、栃木県の宇都宮市には、新たな路面電車が敷設される。

　路面電車は今日ではLRT（ライト・レール・トランジット：軽量軌道交通）やトラムなどと呼ばれ、脱二酸化炭素の移動手段として欧州などでも期待される公共の乗り物だ。

　LRTではクルマが走る道と同じところに線路が引かれることが多く、その線路上をクルマが走ってよいのかどうか、慣れないと不安になるだろう。