フラッグシップSUVにテコ入れを敢行! アウディ Q8を最新テクノロジーを導入してアップグレード (1/2ページ)

この記事をまとめると

アウディのフラッグシップSUV「Q8」がマイナーチェンジを敢行

■エクステリアやインテリア、ユーティリティ面が大幅にアップデートされている

■エンジンは3種類用意されているほか、スポーツモデルのSQ8も設定される

ドイツのフラッグシップSUVがモデルチェンジ

 日本では「ドイツ御三家」と呼ばれる海外ブランドの自動車メーカーが存在する。1社はメルセデス・ベンツ、もう1社がBMW。そして残る1社がアウディだ。それほどまでに強い存在感を放っているのがこの3社というわけだ。よって、各社のクルマは人気が高くファンも多い。

 今回紹介するのはこの3社のひとつであるアウディのSUVである「Q8」のモデルチェンジに関するニュースだ。このQ8は、同社のフラッグシップSUVという立ち位置となっており、アウディが持つ最新技術を数多く投入しているほか、フラッグシップらしい堂々としたエクステリアが特徴となっている。また、クーペSUVという流行りのスタイリングを先駆けて採用したクルマとしてもお馴染みである。

 詳細を見ていこう。

 まず、エクステリアで特徴的なのが、八角形の力強いアウディ シングルフレームグリルだ。これには、印象的なインレイが施されおり、標準バージョンでは縦に配置されている。スポーツモデルであるS lineエクステリアパッケージおよびSQ8 TFSIになるとこれがL字型にデザインされるのが特徴となる。これにより、Aシリーズとは明確に区別されていることがひと目でわかる。

 そのほか、S lineエクステリアパッケージでは、Sモデルをひと目で区別できるよう、ベースモデルのアンダーライドガード、ドアアタッチメントトリム、ディフューザーにはコントラストカラーを採用し、オフロードモデルとしての力強さを兼ねそろえている。

 また、全モデルに共通する要素として、プレミアムな品質をもつ魅力的なテールパイプを備えたエキゾーストシステムが新たに追加される。S lineエクステリアパッケージは、フロントバンパーのサイドエアインテークも備わる。

 ヘッドライトもポイントだ。今回のQ8では、HDマトリクスLEDテクノロジーに加え、レーザーライトを備えたヘッドライトと、フロントエンド上部に水平に配置されたデジタル デイタイムランニングライトを導入している。ちなみにこのヘッドライトは、Q8に初めて採用されたデジタルOLEDリヤライトと合わせて、プレミアムクラスとしての個性をさらに鮮明に打ち出す効果を持つとのこと。機能としてはただ明るいだけでなく、それぞれ24個のLEDと高出力レーザーダイオードから構成され、70km/h以上の速度で作動するレーザーライト機能などを持つ。これにより、ハイビームの照射範囲が大幅に増加する。

 リヤにはブラックのハイグロストリムと一体化されたアウディリングを備えたLEDライトストリップを取り入れ、デジタルOLEDリヤライトと組み合わされている。これには、アシスタンスシステムと連携して作動する近接表示機能が組み込まれており、後方から近づいてくる車両が、停止しているQ8の2メートル以内に近づくと、コントロールユニットがすべてのデジタルOLEDセグメントを点灯。後方の車両に接近を知らせる機能となっている。

 なお、大型なQ8の足元を飾るホイールは21インチから23インチまで、5種類の新しいホイールデザインが用意されているとのこと。

 インテリアもこだわり満載だ。

 ベースモデルのシートトリムのステッチには、コントラストカラーのグレーを採用。また、9種類の装飾インレイから選択することができるので、オリジナリティの高いQ8に仕上げることができる。そのほか、さまざまなオプションも用意されており、組み合わせ方によっては自分だけのQ8にすることも可能だ。

 ユーティリティも強化及びアップデートされている。例えば、サードパーティ製の人気アプリ(SpotifyやAmazon musicなど)を利用できるようになっているほか、定期的なソフトウェア アップデートと継続的に拡大するアプリの種類により、インフォテインメント システムはさらにパーソナライズすることが可能になるとのこと。

 搭載される第3世代モジュラー インフォテインメントツールキット(MIB3)は、市場独自のappストアを利用できるように機能が拡張されるほか、ドライバーアシスタンスシステムに関しては、車両周囲の状況を表示する機能が大幅に充実。アウディバーチャルコクピットは、車線変更警告、他の道路ユーザー(トラック、乗用車、モーターサイクル)との距離警告、交差点アシスト、信号機情報を、フルHD品質でオンライン表示することが可能だ。

 また、標準装備の範囲も拡大されることとなっており、従来の装備はそのままなことはもちろん、20インチアルミホイール、リヤビューカメラ、パーク&ハイビームアシスト、コンビニエンスキーなどが標準装備となるとしている。


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