仮ナンバーは紙! さらに「メッセージ表示」まで可能な電子ペーパーまである! アメリカのナンバープレート事情が面白い (2/2ページ)

電子ペーパーを使用したナンバーも登場

 また、南カリフォルニアでもニューヨークやフロリダなどカリフォルニア以外のアメリカの州のナンバープレートを見かけるのだが、そのなかに交じってメキシコのナンバープレートを見かけることがある。

 アメリカとメキシコは陸続きで国境を接している事情もあるが、メキシコではオペルやルノーなどアメリカで販売されていないブランドも多く走っているほか、アメリカでも販売しているブランドでも、アメリカでは販売していない車種がメキシコでは販売されている。

オペルのエンブレム

 なので、アメリカで売っていないクルマにメキシコナンバーがついていると、異彩を放っているのですぐに「メキシコからきたクルマ」ということがわかってしまう。ちなみにアメリカ国内で借りたレンタカーで国境を越えてメキシコに入ることはできない。仮に入れたとしてもすぐに盗まれるだろうとのことであった。

アメリカとメキシコの国境

 なお、カリフォルニア州では2022年より全米初となる、一般車両向けにも電子ペーパーを活用したデジタルナンバープレートが解禁となっている。

 報道によると、スマートフォンアプリからの登録や情報更新のほか、白黒反転の操作、メッセージ表示、停車中には広告表示など多彩な機能を有している。また、オプションでGPS機能も付加することが可能とのこと。ただし一般的な金属製プレートに比べ導入コストがネックになっているようで、筆者が今回滞在していた間では見かける機会はなかった。

 日本はデジタル後進国と言われているが、アメリカではいよいよナンバープレートまでデジタル化の波が押し寄せているようである。


小林敦志 ATSUSHI KOBAYASHI

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