輸入車の変わらないモデルはさすがの名車ばかり
 外国車のスポーツカーでは、やっぱり911を出さないわけにはいかない。初代がデビューしたのは1963年だから、昨年で60歳。ナローと呼ばれた初期型と比べると、ボディはかなり大きくなり、エンジンの冷却方式や排気量は変わったけれど、一貫してリヤに水平対向6気筒エンジンを積んでいるし、2+2のキャビンを包み込む独特のスタイリングはエバーグリーンと呼ぶにふさわしい。
 ポルシェ911(992)のフロントスタイリング画像はこちら
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 ラングラーはどこを起源にするか迷うが、第二次世界大戦中のウィルスMBまで遡らず、ラングラーに限っても、1987年から作り続けているからロングセラーと呼んでいいだろう。
 ジープ・ラングラー(JL)のフロントスタイリング画像はこちら
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 こちらもボディサイズはかなり大きくなり、5ドアが追加されたりしているが、ジムニーやランドクルーザー70同様、ラダーフレームに前後リジッドのサスペンションを守り続ける希少な存在でもある。
 Gクラスはラングラーより8年早い1979年デビュー。こちらは以前のコラムでも書いたけれど、1990年のモデルチェンジで軍用と民生用が分けられ、最近のモデルチェンジではフロントサスペンションが独立懸架になったり、変わっている部分も多い。
 メルセデス・ベンツGクラス(W464)のフロントスタイリング画像はこちら
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 ただ、デザインはデビュー当初とほとんど同じ。昔のままと思わせるブランディングの巧みさも印象的だ。