SUV全盛なのに機械式駐車場だから入らない……あきらめるのはまだ早い! 限界ギリギリ1550mm以下で選べるクロスオーバーSUVを探したらけっこうあるぞ!! (1/2ページ)

この記事をまとめると

■日本をはじめ世界中でSUVが人気となっている

■SUVは全高が高い傾向にあるので機械式駐車場などに入らない場合がある

■多くの駐車場で目安となっている1550mmの高さ制限をクリアできるSUVを紹介する

SUV選びで忘れてはならない全高の数値

 今、世界的に大ブームとなっているクルマのジャンルがクロスオーバーモデル、SUVたちだ。自動車メーカーの新型車の多くがそれであり、街にも郊外にもリゾート地にも高速道路にもクロスオーバーモデル、SUVがあふれかえっている。かつては、視界のいいミニバンに乗っていた人が子離れしたときの受け皿としてもぴったりだったクロスオーバーモデル、SUVは、なるほど、ミニバン並みの高い運転、乗車視界、爽快な見晴らしが得られ、もてはやされたわけだが、ここ何年かはミニバン云々関係なく、クロスオーバーモデル、SUVを指名買いする人たちが増えている。気づけば新車の約40%がクロスオーバーモデル、SUVで売れているのだから、単なるブームではない” クロスオーバーモデル、SUV祭り”の時代になったということだろう。

 クロスオーバーモデル、SUVは力強さや走破性に優れ、ステーションワゴンに準じる荷物の積載力をもっている一方、走破性のためにフロア、最低地上高が高く、全高もまた高いため、多くの機械式駐車場の入庫ができないという問題点があるのも確かだ。筆者の知り合いも、一軒家から機械式駐車場完備のマンションに引っ越したはいいけれど、愛車のSUVが駐車場に入らず、近くの別の平置き駐車場を借りるか、クルマを買い直すかで悩み、結局、クロスオーバーモデル、SUVを諦め、ステーションワゴンに乗り換えた……なんていう事例もあったりする。

 しかしだ。クロスオーバーモデル、SUVでも、探せば多くの機械式駐車場の入庫全高制限1550mm以下の低全高モデルもあり、とくに都会のビル内などの駐車場での入庫容易性をクリアすることができるから、クロスオーバーモデル、SUV派のあなたでも安心してほしい。

 ただし、全高1550mm以下をクリアするためには、最低地上高が多少犠牲になるのはやむなしで、いわゆる都会派クロスオーバーモデル、SUVが中心になることをお断りしておきたい(一部例外あり)。つまり、SUVにとびっきりのクロスカントリー性能、悪路走破性を求めるなら、全高1550mm以下をあきらめざるを得ないということでもある。とはいえ、日本のアウトドアフィールド、キャンプ場などで、本格SUV×4WDでしかアクセスできない、最低地上高が200mm以上ないと辿り着けないなんていう場所はまずないわけで、逆に2WD/4WDを問わず、全高1550mm以下のクロスオーバーモデル、SUVでも日常使いからレジャーにまで幅広く使え、一般的な乗用車より頼りになることは間違いないところだ。

 では、全高1550mm以下のクロスオーバーモデル、SUVを紹介していこう。ただし、グレードによって1550mmを超えるモデルもあるので、全高1550mm以下にこだわるなら、グレード選びを間違えないようにしてほしい。たとえばごく一部の車種とはいえ、標準車なら全高1550mmなのに、流行りのクロスカントリーグレードになると全高が1565mmになることもあるので、要注意である(ボルボEX30、EX30クロスカントリーの例)。逆に、クロスオーバーモデル、SUVにつきもののルーフレールやアンテナをレス仕様にすると1550mm以下の車高になるモデルもあったりする。

 まずは、クロスオーバーモデル、SUVに車格や都会的なスタイリッシュさを求めるユーザー向けには、今ではクラウンの基準モデルとなった(!?)クラウン・クロスオーバーがある。ガタイがデカく見えてもじつは全高1540mmなのである。ただしクロスオーバーとはいえ、最低地上高は乗用車並みの145mmだから、もちろん、悪路をガンガン走るクルマではない。

 都会派コンパクトクロスオーバーモデルの代表格でもあるのが藤井風の「きらり」とともにデビューしたホンダ・ヴェゼル。フィットベースのSUV風モデルで、全高はつい最近追加されたe:HEV RSのみ全高1545mmとなる。最低地上高はFFが180mm、4WDは165mmだ。今、ヴェゼルを買うならイチオシのRSはただのバッジエンジニアリングではなく、ダイナミクスとデザインを強化したグレードであり、ローダウンサスペンション&専用ダンパー、専用パワーステアリング、18インチタイヤの採用と、ルーフから飛び出たシャークフィンアンテナをやめ、ガラスプリントアンテナとしたことで全高1545mmを実現している。パワーユニットは特別ではないものの、より低重心感覚ある走りが得られ、アクセルレスポンスが高まるスポーツモードにすることで、RSらしい走りの切れ味を実感することができるだろう。


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青山尚暉 AOYAMA NAOKI

2025-2026日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員

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