今度の毒蛇は830馬力! 蘇ったシェルビー「スーパースネーク」は狂暴なスペック!! (2/2ページ)

令和の毒蛇は800馬力オーバーの怪物に

 ここで紹介するのは、このシェルビー・アメリカンの最新作となる2026年型の「スーパースネーク」だ。スーパースネークというネーミングは、シェルビー・アメリカンにとってはまさに伝統の称号ともいえるもの。最初にそれが掲げられたのは1967年のGT500スーパースネークでのことで、2007年には当時の第5世代マスタングGT500をベースにしたモデルでその名が復活した。2026年型のスーパースネークは、もちろん最新のS650型マスタングを素材にシェルビー・アメリカンが独自のチューニングを施したもの。

 フロントに搭載される「コヨーテ」と呼ばれるフォード製5リッターV8エンジンにはツインスクリューを採用したウィップル製スーパーチャージャーが組み合わされ、最高出力は93オクタンのガソリンを使用した場合でも830馬力以上が保証されている。シェルビー・アメリカンからは、ほかに自然吸気版のスーパースネークもリリースされているが、こちらは最高出力が480馬力。また、先日追加設定されたよりスパルタンな「スーパースネークR」は850馬力以上の最高出力を誇る。

 アルミニウム製のスーパースネーク・フード、カーボンファイバー製のワイドボディキットなど、そのエクステリアのフィニッシュは、いかにも究極のパフォーマンスを想像させるものだが、それらはもちろん確かな機能もあわせもつものだ。

 ダイナミックな造形のフェンダーに収まる20インチ径ホイールは鍛造マグネシウム製で、これは通常のアルミニウム製と比較して、1本あたり4kgも軽量なもの。

 シェルビー・アメリカンによれば、トータルで16.7kgにも及ぶホイールの軽量化は、車重が81.6kg低減されたことに相当するという。サスペンションのナチュラルな動きと追従性は、シェルビー・アメリカンがこのスーパースネークの大きな特長として強調する部分でもある。

 シェルビー・アメリカンは、2026年モデルとして300台のスーパースネークを限定生産する計画だ。カスタマーはクーペとコンバーチブルの両ボディを選択することが可能で、注目の価格は17万6835ドル(約2830万円)から。エクステリアやインテリアで特別な仕様を望むカスタマーにはさらなるオプション費用が要求される。

 前で触れたスーパースネークRの価格は22万4995ドル(約3600万円)から。

 ちなみにスーパースネークとは異なり、こちらはアメリカ国内、そして一部の輸出国のみにデリバリー先は限定されている。


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山崎元裕 YAMAZAKI MOTOHIRO

AJAJ(日本自動車ジャーナリスト協会)会員 /WCOTY(世界カーオブザイヤー)選考委員/ボッシュ・CDR(クラッシュ・データー・リトリーバル)

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