電動も内燃も本気の展開
そして、3シリーズはエンジンを捨てたわけではない。新型3シリーズでは、内燃機関搭載モデルも完全にアップデートされ、カタログに残り続ける。その頂点に立つのが「M350 xDrive」だ。3リッター直列6気筒ターボエンジンに48Vマイルドハイブリッドシステムを組み合わせ、最高出力443馬力・最大トルク580Nmを発生する。0-100km/h加速は4.1秒、最高速度は電子リミッターにより250km/hに制御される。BMW Mの入り口を担うモデルという位置づけとなる。
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このほか、4気筒直列エンジンを搭載する「320」(211馬力)、「318」(156馬力)の2グレードも用意され、いずれも最新世代の48Vマイルドハイブリッドを組み合わせる。
エクステリアは、Neue Klasseのデザイン言語をスポーティな3シリーズ向けに落とし込んだ「モダン2.5ボックス」フォルムを採用。ロングホイールベースと短いオーバーハング、張り出したフェンダーがBMWらしい躍動感を演出する。フロントではBMWの象徴であるキドニーグリルとツインヘッドライトを一体化した新しいライトシグネチャーを採用し、M Performanceモデルにはレーシングカー由来の「Mイエローライト」も新設定された。ホイールサイズはi3が19〜21インチ、内燃機関モデルが18〜20インチとなる。
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インテリアの目玉は、新しい表示・操作系「BMW パノラミック iDrive」だ。「BMW パノラミック ビジョン」「BMW 3Dヘッドアップディスプレイ」「セントラルディスプレイ」「マルチファンクションステアリングホイール」という4つの要素で構成され、17.9インチのセントラルディスプレイをドライバー側へ角度をつけて配置。基本ソフトウェアには「BMW Operating System X」を採用し、Amazon Alexa+のAI技術を統合したBMWインテリジェント・パーソナル・アシスタントにより、より対話的で直感的な音声操作が可能になるという。
走行性能面では、i3専用に新開発された高性能コンピュータ「ハート・オブ・ジョイ」がすべての駆動系・走行ダイナミクス機能を単一の制御ユニットに統合し、従来比10倍の処理速度を実現。フットワークの鋭さと落ち着いた挙動を両立させる、新次元の「駆けぬける歓び」を追求したという。
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一方の内燃機関モデルでも、長年培われた専用の「BMW Driving Stack」が搭載される。とくにM350 xDriveには、新機能「ドリフトモーメント」が用意された点が興味深い。セントラルディスプレイから起動すると、エンジンパワーを完全に後輪のみへ送る設定に切り替わり、これまでBMW M GmbH製の高性能モデルだけがもっていたスライドコントロールの愉しさを、M Performanceモデルでも味わえるようにしたという。
内燃機関とフル電動、ふたつの駆動方式を同時に展開しながらも、それぞれに専用チューニングを施すというBMWらしい徹底ぶりが見える。電動化時代の3シリーズにも、大きな期待をもってよさそうだ。