ここまで硬い足にするならMTの採用や熱対策もして
ニスモも、エアロパーツのデザインがうまいよね。顔もいいし、リヤスポイラーの伸ばし方も上手だし、カッコいい。注文をつけるなら、リヤバンパーの下のほう。ディフューザーっぽく作るとか、もうちょっと頑張ってほしかったな。後ろから見るとワカメちゃんのスカート状態で、下まわりの排気系とかが丸見えなんだよね。
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それともうひとつ、気になることがある。エンジンルームに熱がこもるみたいなんだよな。ボンネット開けると、スゴい熱が一気に噴き出すんだよ。どこかにダクトとか開けて抜いてやらないと、サーキットなんかじゃ熱ダレしちゃうんじゃないかって心配。
そう思ったのは、走り出すとサーキット専用かっていうくらい足が硬かったから。ガチガチで、ホンダの古いタイプRみたい。ノーマルが上品にダンスするレディなら、ニスモはクラブで激しめなノリで踊ってるコ、って感じかな。
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ハンドリングのレスポンスが鋭いのは認めるし、そこはよくできてるんだけど、そこのところを追求しすぎちゃったのか、割り切っちゃったのか。GRスープラもそうだったけど、タイムアタック仕様か、ってほど硬くて、雨の首都高なんかは怖いんじゃない?
ただ、スープラと違うのは、ダンパーがパッシブだってこと。価格は900万円を超えるんだし、サーキットスペシャルにするようなクルマでもないから、日常使いとスポーツ走行でサスペンションのモードを変えられるようにしてもいいんじゃない? コンフォートモードみたいなのがないと、同乗者から苦情が出そう。値段を考えると、ノーマル買って、車高調とかエアロとか組んで、好みに仕上げたいかな、オレだったら。
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ATの設定しかない、っていうのも疑問が残る。このハードな足で、スポーティに走ってくださいフェアレディZ標準車っていうなら、MTも用意してもらいたかったな。ノーマル比で+15馬力なら、MTでコントロールできないほどのパワーでもないし。
と、注文が多くなっちゃったけど、けっこう頑張っているのはよくわかる。とくにエンジンはいいね。レスポンスはいいし、スポーツやスポーツ+を選んだときの吹き上がりやサウンドはかなり気持ちいい。ブレーキもいいのが入ってるね。しっかり利いてくれて、安心感がある。専用レカロもよくできてる。ホールドがしっかりしてて、それでいて快適性も高い。
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現状、この2台はグレード違いっていうんじゃなく、別物だと思ったほうがいい。普段使いできるスポーツカーが欲しいならノーマル、割り切った走りのドライバーズカーならニスモ。ただニスモも足とかを見直せば、上質なスポーツカーになれる見込みは十分にある。時代に負けず、こういうクルマを生み出せたんだし、日産にはもうひと踏ん張り期待したいね。
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※本記事は雑誌「CARトップ2025年11月号」の記事を再構成して掲載しています