待望の国内レースデビュー! 車両名は「GR GT3 concept」となっており、出走チームはモリゾウこと豊田章男会長がオーナーを務めるルーキーレーシング(32号車)だ。このチームは、GT500クラスにも14号車で出走しているが、2026年シーズンより、GT300にも出場しており、メルセデスAMG GT3を使用する。ドライバーは2025年度をもってGT500クラスから離脱した名手、石浦宏明とSUPER GT初参戦となる鈴木斗輝哉だ。Rd.2では、諸事情で戦線を離脱した鈴木の代わりに小林可夢偉が出場したことでも話題となった。
ルーキーレーシングのAMG GT3(SUPER GT GT300) 画像はこちら
2026年シーズンの最後ともいえる2戦でド新車を投入するのは異例中の異例。車両名は「ENEOS X PRIME GR GT3 concept」となり、ドライバーは石浦と鈴木が引き続き務める。なお、今回の車両交換はSUPER GTを主催するGTAなどによる特認でのオープン参加となるので、どのチームでも簡単にできるシステムではないとのこと。さらにオープン参加なので、たとえ両戦とも1位で戦い抜いても賞典外となる。
よってGT300初参加のルーキーレーシングは、チームランキングでは現在8位、チームポイントでは57ポイントを獲得。ドライバーランキングでは石浦が7位(42ポイント)につけているので、この成績で今シーズンのSUPER GTは終了となる予定だ。
ちなみに、同チームが使ってきたAMG GT3は、2023年からスーパー耐久ST-Xクラスで2シーズン使用し、ST-Xクラスで2年連続のチャンピオンを獲得。今シーズン、SUPER GTでは第4戦で2位も獲得するなど、大活躍したマシンでもある。総走行距離は3万キロを超えているそうだ。
ルーキーレーシングのAMG GT3(S耐 ST-X) 画像はこちら
余談だが、このAMG GT3での参戦は、GR GT3(GR GT)の研究開発にも、そのボディ形状やパッケージングから生かされていたともいわれている。おそらく来シーズン以降のSUPER GTでは、この「GR GT3」がルーキーレーシングでは使用されるとみて間違いないだろう。
豊田章男会長は今シーズンのSUPER GT開幕前に「GR GT3は使わないんですか!?」というインタビューに対し、「トヨタの会長といえどもさすがに貸してくれないのよ! 笑」と返していただけに、ようやく念願の「GR GT3」を走らせられることになる。
今シーズンのSUPER GTは各クラスとも大激戦ということもあるので、最後の最後まで見逃せない瞬間が続きそうだ。