話題の「Super-ONE」が最初じゃない!? ホンダが15年前に作った“元祖”電動スポーツの正体 (1/2ページ)

この記事をまとめると

■ホンダからEVスポーツカーとしてSuper-ONEが登場し話題となった

■2007年の時点でホンダはハイブリッドスポーツカーをリリースしていた

■2代目フィットハイブリッドRSの魅力に迫る

約20年前から電動スポーツカーがあった!

 クルマ好き、ホンダ車ファンにとって2026年の大注目、大目玉の1台が、軽商用EVのN-VAN e:、軽乗用EVのN-ONE e:に続く、ホンダの軽・小型EVの第3弾として登場した話題騒然のホンダSuper-ONEではないだろうか。軽EVのN-ONE e:をベースにしながら、白ナンバーの小型車枠として、かつてのホンダ・シティターボIIを彷彿とさせるハイコントラストサーフェスなブリスターフェンダーで武装している。

 EV×スポーティという新ジャンルに踏み込み、専用セッティングの足まわり、ブレーキ、185/55R15サイズのスポーツタイヤを装備。そしてなんといっても、29.6kWhのバッテリーや定格出力39kWのモーターをN-ONE e:と共用しながら、軽自動車の64馬力自主規制から解放された最大70kW=95馬力をBOOOSTモードで実現した、ちょっぴりヤンチャでもあるEVである。

 が、しかし、ホンダの電動スポーツハッチはSuper-ONEが最初じゃない! 覚えている人は覚えているはずだが、ホンダ・フィットの2代目(2007-2013)に、すでにフィットハイブリッドRSとして電動スポーツハッチが存在していたのだ。

 今から約15年前の2012年5月に、2代目フィットのMCを機に登場したフィットハイブリッドRSは当時、ノーマルのハイブリッドモデルが1.3リッターエンジンとモーターの組み合わせだったのに対して、こちらは1.5リッターi-VTECエンジンとモーターを組み合わせた、ホンダのハイブリッドスポーツカーCR-Z(2010-2017)譲りのハイブリッドシステムを採用した。

 光るフロントグリルをもつ専用エクステリア、精悍なインテリアに加え、「SPORT」「NORMAL」「ECON」の3つの走行モード、16インチ大径タイヤなどで武装。ガソリン車のフィットRS同様にCVTだけでなく6速MTを用意していたのも、フィットハイブリッドRSならではだ。

 当時のスペックは全長×全幅×全高:3915×1695×1525mm。ホイールベース2500mm。車両重量1140~1160kg。1.5リッター直4SOHC(114馬力/6000rpm・14.7kg-m/4800rpm)+モーター(14馬力/1500rpm・8.0kg-m/1000rpm)。ミッションは7速マニュアルモード付きCVTおよび6速MTであった。JC08モード燃費は20.0(6MT)~22.2km/リッター(CVT)。タイヤサイズは185/55R16。価格は196万円である。

 フィットの電動スポーツモデルとはいえ、パッケージング、圧巻の車内の広さ、荷室の高さを1280mmまで高めるアレンジ自在の後席ウルトラシートによるトールモード、前後席フラットアレンジによる全長1540mmのリフレッシュモードから、リヤドアからの荷物の出し入れ、愛犬の乗降のしやすさなども備え、使い勝手のよさでも群を抜いていたことも確かである。


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青山尚暉 AOYAMA NAOKI

2026-2027日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員

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