1周回ってセダンが新鮮! デキる男に乗って欲しい「脱オッサン」最新セダン5選 (2/2ページ)

若々しさだけじゃなくインテリ感を演出できるセダンも

3)ホンダ・インサイト

 お次は続々とハイブリッドセダンを日本にも導入しているホンダから、最新モデルのインサイト

セダン

 昔からホンダは、脂ぎった感じがしない若々しいセダンをつくるのが上手なメーカーですが、インサイトはそれに加えて上品さ、賢さまで感じさせるセダンです。

セダン

 ハイブリッド専用モデルで、モーターのみの走行もできるEVモードがあるので、発進はもちろん市街地や高速道路を走っていても、状況に合わせて頻繁に切り替わり、どんな時も滑らかで静かで気持ちのいい走り。なんとなく、エンジン音がうるさいセダンって「古臭い=おっさんぽい」となりがちですが、インサイトなら近未来のドライブが味わえて、若い世代もきっと新鮮に感じてくれることでしょう。

セダン

4)プジョー508

 そして輸入車からもチョイスしてみると、多くのおっさんたちの手垢がついた感のあるCクラスや3シリーズなど定番セダンではなく、プジョー508がイチオシです。

セダン

 厳密に言えば、完全なるセダンタイプではなくファストバックスタイル(トランクではなくリアゲート)になるのですが、プジョーのフラッグシップセダンとして日本導入されています。価格も日本車勢とさほど変わらない、400万円台に抑えてあるのが嬉しいですよね。

セダン

 またデザインは、光るとライオンの牙のように見えるフロントのライトとか、3Dの立体的なリアコンビランプなどが新鮮で、これまでのどのセダンとも似ていない個性にシビレること間違いなし。

セダン

 シートに座ってみれば、背もたれがモニョモニョ動くので「?」と思っていると、いろんなマッサージ機能がついているではないですか。これって、ドイツ車だと1000万円級のセダンについているものですから、かなりお得です。走りの方も、高速カーブをしなやかに駆け抜けてくれる爽快感があって、若々しさ全開。個性的なセダンをお探しなら、508でキマリでしょう。

セダン

5)ミツオカ・リューギ

 さぁ、最後はちょっと変り種を1台。現代のクルマをベースに、数々のクラシックなカスタムカーを造っているミツオカから、まるで小さなロールスロイスのようなリューギです。これは若い世代だからこそ、とても新鮮に映るセダンではないでしょうか。

セダン

 ベースとなっているのは、トヨタのカローラアクシオ。その前後のデザインをミツオカらしいエレガントなクラシックスタイルに改造し、丸目のヘッドランプや縦型のグリルが英国風のイメージとなっています。

セダン

 ガソリンモデルだけでなくハイブリッドもラインアップしているし、全長がベース車よりやや大きいものの、今どき希少な5ナンバーサイズで、市街地での取り回しも抜群なのが嬉しいですよね。価格だって240万円台からと、手が届きやすくなっています。

セダン

 というわけで、元祖おっさんセダンを返上して生まれ変わったクラウンから、あえてクラシカルなデザインをカジュアルに乗りたいビュートまでチョイスしてみました。まぁでも、最終的にはオーナーのファッションや立ち居振る舞い次第で、おっさんぽくなってしまうか否かはけっこう変わってくると思うのですが(笑)。ぜひクルマに負けないよう、若々しい気持ちで乗って欲しいと思います。


まるも亜希子 MARUMO AKIKO

カーライフ・ジャーナリスト/2023-2024日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員

愛車
MINIクロスオーバー/スズキ・ジムニー
趣味
サプライズ、読書、ホームパーティ、神社仏閣めぐり
好きな有名人
松田聖子、原田マハ、チョコレートプラネット

新着情報