偉大な初代のおかげでいまではド定番装備! 発表当初にクルマ好きが衝撃を受けた装備7選 (2/2ページ)

- 名前:
- 近藤暁史
- 肩書き:
- -
- 現在の愛車:
- フィアット500(ヌウォーバ)/フィアット・プント/その他、バイク6台
- 趣味:
- レストア、鉄道模型(9mmナロー)、パンクロック観賞
- 好きな有名人:
- 遠藤ミチロウ、岡江久美子
タグ: 4WS, ABS, CVT, HID, ウインドディスプレー, クルーズコントロール, 初採用
HIDというのは当たり前というか、LEDに押され気味だが、登場時はとても明るくてビックリしたものだ。初採用は1996年の日産テラノで、その後続々と高級装備として採用された。
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オンにしてからも起動するのに少し時間がかかったのも、逆に新鮮さがあった。キセノンヘッドランプと呼ばれることも多かった。
高度に発達した安全装備のなかで、ABSというのは当たり前の存在になっているが、1990年代半ばには画期的なものだった。ただ、今のものに比べて、制御が荒く、ポンビングブレーキ並みの大雑把な感じで、雑誌では普通に踏むのとABSを効かせるのではどっちが早く止まるなんていう企画をよくやっていたものだ。ちなみにヒューズを抜くだけで、簡単に解除ができた。
今ではパドルも付いていて当たり前の存在だが、多段化とともに三菱のINVECS-IIのようにマニュアルモード付きが登場で大いに話題になった。
しかも当時、クルマ以外でも流行っていたファジー制御(今のAIみたいなもの)を採用することで、上り下りなども判断して、最適なシフトもしてくれた(それほど体感はできなかったが)。
スバルが三菱電機と共同開発して、1987年に世界初の市販化。ジャスティに積まれていたが、クラッチが電磁式、つまり磁石を使用したものだっただけに、ギクシャク感がかなりあって、しかも加速フィーリングもかつて経験したことがない、スクーターみたいな感じで違和感ありすぎた。
その後、ATと同じようにトルコン式にするなど、日本の看板技術になるとは予想すらできなかった。