【試乗】VWゴルフ&シャランに待望のディーゼル搭載! 物足りなさはあるもののベストバイな仕上がり (3/3ページ)

ゴルフはパンチのあるスポーツグレードが欲しくなる

 続いてゴルフである。日本ではゴルフIII以来、21年ぶりの復活のディーゼルエンジン搭載モデル。シャランと同じく2Lディーゼルディーゼルターボを搭載するが、スペックは150馬力/340Nmと、もっとも穏やかな特性となっている。トランスミッションは湿式7速DSGとの組み合わせ。

 TDIシリーズのなかでは比較的軽量(と言っても1430kgだが)なので期待をするが、アクセルを踏むと意外とジェントル。トルクはモリモリ型ではなくマイルドで、あくまでも黒子に徹している印象だ。1800rpmを境に力強さが増す特性はシャランと同じだが、こちらは7速DSGの制御が巧みでターボラグをカバーしてくれるのでドライバビリティは高い。DSGとディーゼルの相性は非常に良く、低速時のマナーもATとほとんど変わらない。

 フットワークは軽快な動きのガソリン車と比べるとドッシリとした落ち着きの良さと安定感が印象的で、むしろゴルフのキャラクターにはTDIの方が合っているように感じた。そういう意味では、ワインディングよりも高速道路のほうが真価を発揮するタイプだ。

 ちなみにドイツ本国にはゴルフGTIのディーゼル版と言われる「GTD」というモデルがラインアップされている。184馬力/380Nmで最高速230km/h、0-100km/h加速7.5秒というスポーツディーゼルだが、ここまで来たらこれも導入してみてはどうだろうか?

 恐らく年内にドイツ本国ではゴルフVIIIが発表される予定だが、日本への導入は2021年と言われている。さらに昨今の電動化の流れを考えると、TDIが設定されるかは流動的。そう考えると、今ゴルフVII TDIを選ぶ……という選択肢は十分アリだと思っている。個人的には最後の最後に表れた「ベストゴルフVII」と言ってもいい一台である。


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