自動車メーカーの狙いは? 生産終了に伴い「ファイナルエディション」という名の特別仕様車が登場するワケ (2/2ページ)

「儲け」よりもメーカーの「想い」を届ける意味合い

 一方、マークXについてはややキャラクターが異なる。GRMNなど、過去にはマニアが心躍るモデルも登場していたが、今回のファイナルエディションはパワートレインなどについては標準車と同じで、内外装に専用カラーを用いたものとなっている。さらに設定されるのも3.5リッターモデルではなく、売れ筋の2.5リッターをベースにしているのだ。

 こちらは限定車ともなっておらず、4月に発表されていることから、どちらかというとマークIIの時代から数えれば50年以上という長い歴史を持つ車種だけに、長年愛用してくれたユーザーへの感謝の気持ちを贈る特別仕様車といったキャラクターと言えるだろう。

 いずれにしてもファイナルエディションが登場する車種は、そのメーカーを代表する車種であることが第一条件。そこにはメーカーのねぎらいの気持ちがあるのかもしれない。


小鮒康一 KOBUNA KOICHI

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愛車
日産リーフ(2代目)/ユーノス ロードスター/マツダ・ロードスター(2代目) /ホンダS660/ホンダ・オデッセイ(初代)/ 日産パルサー(初代)
趣味
長距離ドライブ
好きな有名人
ザ・リーサルウェポンズ

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