オペルが15年ぶりに日本市場へ再参入! 2021年に3モデルを投入すると発表

PSAグループの一員となり華麗なる復活となるか!?

 表参道ヒルズが華々しくオープンし、フィギュアスケート荒川静香選手のイナバウアーをみんなが真似ていたそんな2006年に、日本での正規輸入が終了したオペル。あれから14年の月日が経った。日本撤退後もオペルは欧州地区限定ブランドとして、本国ドイツを中心に革新的な技術を搭載したクルマを求めやすい価格でリリースしていた。

 そんなオペルの潮目が変わったのが2017年のこと。オペルがPSAプジョーシトロエンによって買収されると、2019年にはロシア市場への復帰を果たし、2020年夏にはコロンビアとエクアドルへ導入されることが発表されたのだ。

 そして2020年2月18日、オペルが2021年に日本市場へ再導入されることが正式に発表された。日本への再導入はオペルが掲げる「PASE!」という事業計画の中核を担うブランドのグローバル化の一貫。

 今回のオペル日本再導入の発表にあたり、来日したオペルオートモービルGmbH CEOのミヒャエル・ローシェラー氏は「日本の自動車市場は、世界でも最大規模の市場のひとつです。さらに日本のカスタマーはクルマへの要求レベルが非常に高い。ドイツ車として世界的に評価されているオペルが日本市場へ再参入することは、オペルがPACE!事業計画で掲げた、国際市場進出によるさらなるビジネス拡大の重要な一歩となるでしょう」と語った。

 さて気になる導入モデルは以下の3モデル。

 オペル・コルサ(欧州名)はオペルのベストセラーとしても知られるBセグコンパクト。日本でもヴィータの名前で販売されていたモデルの後継車だ。1.2Lガソリンと1.5Lディーゼルに加え、フル電動モデル版も導入される予定。また、日本導入にあたってコルサの名前は変更されるが、それは後日発表されるとのこと。

 オペル・コンボ ライフは、昨年に日本への導入が発表されて話題のシトロエン・ベルランゴ&プジョー・リフターとプラットフォームを共有するハイルーフステーションワゴン。5人乗りと7人乗りを導入予定。

 オペル・グランドクロスXはプジョー3008やシトロエンC5エアクロス、DS7クロスバックなどと兄弟車となるCセグメントSUV。ガソリンとディーゼルに加え、プラグインハイブリッド版も導入される予定だ。

 以上、まずは3モデルで日本再出発を図るオペル。導入モデルは随時追加していくとのこと。最盛期には日本で年間3万8000台を販売していたブランドだけに、今度こそ日本市場に定着することを期待したい。


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