売れなくても「ヤメちゃダメ」! まもなく消える可能性大&すでに消えた「本当は大切な」国産車5台 (2/2ページ)

売れ行きが落ち込むことで新型車と入れ替わり消えていく可能性も

3)レクサスGS

 ほぼ同じサイズで、前輪駆動を採用するレクサスESが加わり、GSは廃止される。ただし今はLSが過剰に大きくなり、日本のユーザーからは「車庫に入らず先代LSから乗り替えられない」という不満も聞かれる。

 そこでGSは、実用的なESとは異なる4ドアクーペ風の後輪駆動プレミアムセダンにフルモデルチェンジすべきだ。従来のGSやESよりも位置付けを高め、先代LSのユーザーをカバーしたい。

4)日産キューブ

 高い天井と和風の内装により、独特のリラックス感覚を備える優れたコンパクトカーだ。しかし2008年に発生したリーマンショックの影響もあり、次期型の開発は凍結されてしまった。現行型も衝突被害軽減ブレーキなどが採用されず、生産を終えている。

5)トヨタ・ポルテ&スペイド

 2012年に発売された背の高いコンパクトカーだが、売れ行きは下がり、今では2016年に登場したルーミー&タンクが主力になった。ポルテ&スペイドは今後もしばらく生産を続け、ヤリスのプラットフォームを使った新型ハイトワゴンが登場すると、入れ替わりに引退する可能性が高い。

 このほかホンダS660、ホンダ・オデッセイ、日産エルグランド、トヨタ・プリウスαなども、現在の売れ行きと市場性を考えると、先行きは不透明だ。


渡辺陽一郎 WATANABE YOICHIRO

カーライフ・ジャーナリスト/2023-2024日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員

愛車
フォルクスワーゲン・ポロ(2010年式)
趣味
13歳まで住んでいた関内駅近くの4階建てアパートでロケが行われた映画を集めること(夜霧よ今夜も有難う、霧笛が俺を呼んでいるなど)
好きな有名人
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