ラグジュアリーとEVの融合! DS3クロスバック E-TENSEが登場

JC08モードで最大398km走行可能!

 グループPSAジャパンは2020年7月29日(水)、DSオートモビルのエレクトリックコンパクトラグジュアリーSUV「DS3 クロスバックE-TENSE(イーテンス)」を発売した。グレードはSo Chic(ソーシック)とGrand Chic(グランシック)の2種類を用意する。価格(税込み)はソーシックが499万円(受注生産)、グランシックが534万円。

 DS3 クロスバック イーテンスは高級感あふれるコンパクトSUV、DS3クロスバックの100%電気自動車だ。イーテンスのパワートレインは最新のイーテンステクノロジーによって136馬力(100kW)/260N・mを発生させる電気モーターと50kWhのバッテリーを組み合わせた。WLTCモードによる航続距離は320kmを実現する(JC08モード:398km)。ボディサイズは全長4120mm、全幅1790mm、全高1550mmと立体駐車場に入るサイズに抑えている点も見逃せない。

 室内空間の使い勝手も高めた。電動化プラットフォーム「eCMP」により、バッテリーと電気モーターを効率的に搭載した結果、居住空間やトランクスペースを犠牲にすることなく、都会的なコンパクトさを保ちながら5名乗車でクラス最大級の約350Lのトランクスペースを持つ。

 また、電気自動車は内燃機関独特の振動や音がないことで、車外からのノイズが大きく聞こえてしまうという欠点があるが、DS3 クロスバック イーテンスは静粛性を向上。室内空間の平穏さもラグジュアリーのひとつとして、DSならではの上質な車内を演出する。

 ドライビングモードは航続距離を最大化する「ECO」とスタンダートな「NORMAL」、パワーとトルクを最大化する「SPORT」の3つを用意する。これらのモードとは別にフォーミュラEからインスパイアされたDモードとBモードというふたつのエネルギー回生モードが装備され、好みに応じてシフトレバー操作で随時選択することができる。Dモードではアクセルを戻したときの内燃機関のエンジンブレーキの挙動をシミュレーションし、人の感覚に寄り添った馴染みのある自然な減速感を実現。Bモードでは最大減速速度約1.3m/sとなり、ワンペダルドライブに近い運転も可能だ。

 バッテリーの充電は日本のスタンダードである「CHAdeMo規格」に対応し、約50分で80%充電が可能だ。また、100%充電するのにかかる時間はコンセント型の普通充電で約18時間、ウォールボックス型普通充電では約9時間なっている。

 エクステリアはイーテンスならではのアクセントとしてサテンクロームのDS ウイングやアンスラサイトグレーのフロントグリル、各部にイーテンスのマークを配する。また、18インチのアルミホイール(グランシックのみ)などを採用してエレガントな印象を引き立てている。ボディカラーはイーテンス専用の新色であるパールクリスタルを含む全8色を用意、ルーフカラーにはノアールオニキスとダイヤモンドレッドの2色を設定する。

 インパネは7インチのタッチスクリーンの下に、タッチコントロールとセンターエアアウトレットをひし形に配置。スクリーンは主要なコントロールパネルが表示され、車両セッティングなどあらゆる情報などをここで操作可能だ。

 内装デザインはソーシックがブロンズダッシュボードにブロンズファブリックシートの「バスチーユ」、グランシックがダイヤモンドステッチパールグレーレザーダッシュボードにステアリングホイール、パールグレーナッパレザーとホワイトファブリックシートを組み合わせた「リヴォリ」を用意した。

 そのほか、バッテリーのヒートポンプやタイヤ空気圧モニタリングシステム、回生ブレーキと統合したABS、ESP、レーンキープアシスト、ヒルスタートアシスト、リヤパークアシスト、オートエアコン、本革ステアリングホイール、8個のエアバッグ、フラッシュフィッティングドアハンドルなどを標準で備える贅沢な内容となっている。

 また、8月22日(土)、23日(日)の2日間は発売をDS3クロスバックイーテンスの発売を記念して、東京ミッドタウン日比谷でDSの世界を体験できる「MEET ELECTRIC ELEGANCE クラス初の100%エレクトリックSUV、DS 3 CROSSBACK E-TENSE デビュー」を開催する。

 会場ではフラワーアーティストの田中孝幸さんの作品展示と、菓道家の三堀純一さんによるパフォーマンスを予定。DSの”Sprit of Avant-Garde”と共鳴する日本の気鋭の匠とのコラボレーションにより、美と技でアトリウムの空間をDSのテイストに鮮やかに彩る。


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