カローラにレガシィにプリウスまで! スーパーGTに参戦した「4ドア」ベースのマシン6台 (2/2ページ)

レースとは縁がなさそうな大衆車も参戦している

3)トヨタ・プリウス

 レースとは縁がなさそうなハイブリッドのプリウスも、今やスーパーGTの常連。

 デビューは2012年。3代目プリウスのZVW30で、エンジンはフォーミュラニッポン用の3.4リッターV型8気筒=RV8Kエンジンを搭載。バッテリーはリチウムイオンで、駆動方式はFFではなくMRという仕様。

 2013年の第二戦FSWで、ハイブリッド車として初優勝。ちなみにハイブリッドユニットだけは、市販車のものを流用している。

 2015年には年間2勝。2016年からはZVW50にスイッチ。2台出場し、1台はリチウムイオンバッテリー、もう一台はキャパシタを使い、後者が1勝している。

 2018年はチャンピオン争いを演じるも、最終結果はランキング3位。2019年からプリウスPHV GR SPORTがベースになり、レギュレーションに従ってフロントエンジンに変更された。

4)トヨタ・カローラアクシオ

 2009年、MR-Sの後継車としてスーパーGTにデビュー。前年までMR-Sに積まれていた3.5リッターV6の2GR-FEエンジンをミッドシップに搭載。

  

 2010年第三戦のFSWで優勝している。またアニメ『エヴァンゲリオン』のカラーリングでも話題になった。

5)レクサスIS350

 2008年にセリカの後を継いで参戦開始。

 2009年にGT300クラスのチャンピオンに輝いている。フォーミュラニッポン用の3.4リッターV型8気筒=RV8Kエンジンをミッドシップに搭載。

6)トヨタ・マークX

 2017年からGTアソシエーションのマザーシャシーを使って、埼玉トヨペット Green Braveが参戦。2019年は表彰台を2回、年間ランキング9位。

 マークⅡ、マークXシリーズに強いこだわりを持つ、埼玉トヨペットならではのチャレンジが実った形だ。


藤田竜太 FUJITA RYUTA

モータリングライター

愛車
日産スカイラインGT-R(R32)/ユーノス・ロードスター(NA6)
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